2024年 遅くなりましたが | Everything Comes from Everything Else

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日々の徒然日記

愛する息子との生活
ハンドメイド
ちょっと脱線 など
思い思いを綴ります

2024年になりました。

遅すぎましたが

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

みなさま、ご存じの通り

1月1日、年が明けたその日に

能登を中心として北陸は

大地震に見舞われました。

私は富山県に住んでいますが、大変な日になりました。

 

ごくごく、普通の休日を楽しんでいたそのとき

1回目の揺れが来ました。

それは、富山では震度3。

「ちょっと強かったね」

と言いながら、テレビの地震速報を見ていたら

ホンの数分後

 

今まで経験したことのない強い揺れがきました。

 

父は立ち上がって、書棚が倒れないように必死に抑え

私は動揺しながらストーブを消して

ただもう

声にならない悲鳴を上げるだけでした。

 

棚の上のものが

投げつけられるように落ちてきて

部屋のあちこちで物がぶつかる音

 

長い長い揺れに感じました。

 

そして、テレビでは

『津波が来ます!逃げて!!』

のアナウンス。

 

富山では震度5強を観測。

そして我が家は海から近いところ。

とりあえずカバンを持って

ネコ2匹はキャリーケース

ケースが2個しかなかったので

おとなしい1匹は私が抱っこして

車で少し高台の場所まで避難しました。

 

避難している間も、ひっきりなしの地震警報。

 

生まれて初めて、

『もしかして、自分は死ぬんじゃないか』

そういう恐怖を感じたときでした。

 

3時間ほど避難していましたが、

津波はもう到達しているとのこと、

ネコもだいぶ我慢の限界がきていたので

家に戻りましたが・・・

 

大変な惨状でした。

 

 

写真は、私の部屋。

書棚やタンスの上に載せていた段ボールが散乱。

段ボールも、中身が全部どこかに飛んでいってます。

この崩れたものの中に、ネコが1匹埋もれてしまい、

助けに入った息子は必至でかき分け

ネコを探し出しました。

 

心が折れそうになるとはこのこと。

この有様を目の前に、何も言葉が出てこず。

とにかく、ネコの水、食事、トイレは探さないと。

自分が寝るスペースは作らないと。

必死にココロ踏ん張りながら片付けました。

 

1日の夜は、パジャマじゃなく服を着たまま

私は睡眠薬を飲んで寝ているのですが

いつ起こされるかわからないので

この日は飲まず

なんとも、ぼんやりとした夜を過ごしました。

 

それから、今日に至るまで

まだ余震は続いてますが

表面上

いつもの日常を過ごしています。

 

これまで

東日本大震災があり、熊本地震があり、胆振地震があり

「あぁ、大変なことになってるね。辛いね。」

と、胸を痛めていたけれど

それでも、それは

『他人事』

だったんだな、と感じます。

 

今回、自分自身が当事者となり

「こんなに辛いことなんだ、こんなにしんどいことなんだ」

「お願いだから、もう終わってほしい」

いろんな思いが胸の中を巡ります。

 

今、こうしてる間も、家も無くして避難所で過ごしている方たちがいます。

家が無事なだけ、私たちは助かった。

家族を亡くされた方もいます。

うちは、家族みんな無事。親戚も無事。

災難の中に、優劣をつけるわけではないけれど

 

命を落とされた方のご冥福をお祈りいたします。

そして

被害に遭われた方々が

早く平穏な生活を取り戻されますよう

心から願っています。

 

 

2024年もよろしくお願いいたします。