・3男1女東大理IIIの母 私は6歳までに子どもをこう育てました 

18/4/18 佐藤 亮子
 

 

子ども4人を東大理Ⅲに入れた佐藤ママの著書です。佐藤ママの本を読んだのはこれで3冊目。

これも数カ月前に読んだので忘れつつあるのですが、この本を読んで実践したことがひとつあります。

 

佐藤ママは子どもに残してあげたいものとして

「虫歯の無い歯」「お箸と鉛筆を正しく持てるようになること」

の2つを上げられていました。

私のおかげで東大に入学させられたとは思ってないけど、私のおかげで4人とも虫歯の無い健康的な歯をしているとそこは誇らしげに書かれていました。歯は一生ものの財産とも。

毎日20分(4人で?)歯みがきとフロスをして歯をピカピカにするほか、3カ月に一度の歯医者を徹底していたそうです。

 

さすがに私はそれはできないと思ったので、4カ月に一度歯医者に行くことにしました。

私は佐藤ママのように毎日しっかり歯磨きができてるかというと正直あやしいです。

磨き残しもあるかと思うので、それを見てもらうためにも4カ月に一度行くことにしました。

これはこの本を読んで実践していることです。息子は歯医者は割と好きなようなので、問題なく行けています。3歳の時には泣いてたんですけどね。

歯医者が終わった後、「糸の時はちょっと痛かった」と打ち明けてくれることもありましたが、治療中はおとなしくしています。

 

 

あとは、逆境や困難の受け止め方が素晴らしく、その前向きな思考には感動しました。

幼いお子さんが毎日決まった時間になると大きな口を開けてワンワンなく時間があったそうです。

普通ならへろへろになりそうですが、佐藤ママは違います。

大きくあけられた口の中を覗き込み、磨き残しがないか、虫歯が無いか毎回チェックしていたそうです。

大きく口が空けられた時にしかできないことだと、発想を転換させること、転んでもただでは起きないその前向きな精神にはほんとにすごいの一言です。

これはまねできるかわかりませんが、そういう視点、意識を持とうと思いました。

 

 

また子どもがいることによって起こる不便なこと、困ることは本来なら悲観的にとらえがちですが

子どもがいたことによって味わえる出来事、感情だとしてしみじみその不便さを実感されていたのも

素敵だと感じました。

これも本を読んでから意識していると思います。一人でゆっくり過ごしたい気持ちもありますが、多少しんどくても本を読んだりしっかり関わろうと意識を高め、接しています。

今までにない感情を味わえているって本当に素敵なことですものね。それは私も感じています。

 

 

あとは、怒ってるときに名前を呼び捨てにしないということも書かれていました。

●●ちゃんという呼び方なら、それを徹底すること。怒ってるときに●●と呼び捨てにしないと。怒るときもちゃんづけだと言い方が優しくなる。他人の子を叱るようなつもりで言う。名前はいつも愛情たっぷりに呼ぶこと。

自分が子どもの時にどんなときでもちゃんづけで名前を呼んでくれていたことが嬉しくて、それは子どもにも受け継いでいると書かれていました。

 

 

もうひとつ、受験シーズンになってもどの学校を志望しているかデリケートな話が聞けない家庭があることに触れ、普段からしっかりコミュニケーションをとる必要性が書かれていました。

自分の仕事や身の回りにあった出来事などを伝えることで、子どもからも自分の身の回りの話をしてもらえるというもの。

確かに子どもから話を聴きたいと思ってましたが、自分の話もしないと打ち明けづらいというのは納得がいきます。私もなるべくリアルに「メーカーの●●の取引先で構成されている会に行ってきたんだよ」などと伝えたりもしましたが、ピンときてないようでした。

今はまだあまり話しませんが、小学生ぐらいになったら積極的に私も自分の仕事関係の話もしていこうと思っています。

 

 

これからも歯医者は4カ月に一度行くことを続けていこうと思います。本当は自分もそれぐらいのペースで見て貰ったほうがいいのかもしれないですけどね。

本を読んで意識が変わっていくことを実感しています。

 

 

追記でメモがでてきました。

・6歳までは甘えさせる。甘えるのは親に対しての信頼感。甘えさせてあげると甘やかすは違う。欲しがるものを与えすぎるのは甘やかす。抱っこしてほしいの甘えたい気持ちには答える。

・箸の持ち方、鉛筆の目の持ち方は目が黒いうちに。

 1歳でくもんを習い始めて鉛筆でかかなかったときに、母が代わりにしていた。無理にして嫌いにさせるよりいいと思ったから。何事も柔軟に。

・よその子と比べない。SNSは順調な子しかいないので、振り回されない。

・絵本童謡で言葉の貯金。今のコミュニケーションはいつかのおしゃべりにつながる。

・とにかくしゃべりっぱなしにする。本や新聞を読んだ感想を伝えたりする。色々なテーマでたくさん話をしていると受験などの進路のまじめな話も普通にできる。オープンな姿のお母さんを見ることで子どもも安心して自分のことを伝える。

・こちらが明らかに強い立場だから、子どもに気をつかってしゃべるぐらいがちょうどよい。

・日常と非日常のメリハリをつける。非日常=お菓子やジュース、テレビOKなど。

・子どもの前でスマホを触らない。

・新しい習い事は軌道に乗るまで半年。

・子育てのタイミングと旬。

・子どもが伸びるかどうかは親のやり方次第。