イブ太郎の眼のお話 【水晶体脱臼 全容 】
今年も残すところ後3週間ですね
長々書きました
年賀状すらまだ買ってない
今日は9月1日に13歳の高齢で全身麻酔の手術をしたイブ太郎の眼のお話をまとめて書きたいと思います。
いつか書こう書こうと思いながら伸び伸びになってました
動物の眼の病気は日本では認知度や理解度がまだまだ低いと先生も仰ってます。
なかなか私達飼い主も小さな変化を見落としがちな分野ですよね。
実際まおもイブ太郎の眼が最初白く濁り出した時「白内障かな~高齢やし仕方ないか」
と、思いながら最初はしばらく様子見してました。
でも結果的に病名は違いました。
なので、こういうケースもあるという事で、まとめを書いておこうと決めました。
クロの軽度のヘルニアは投薬と注射、ケージレストで症状が落ち着いたのであえて省略しております。
メインのお話、イブ太郎の眼のお話です。
今年は犬の事で沢山泣き、経済的にも大打撃を受けた年になりました
まず4月
突然のユリアのヘルニア、いきなり後ろ足が麻痺。
下半身ぐにゃりの光景は今もハッキリ脳裏に焼き付いてます
2箇所のヘルニア部分を取り除き手術したら、今は8割型良くなりました。
時々足がクロスになってる事もあるけど、日々の5分の散歩も楽しみにしてるようで
ケンシロウの帰宅を毎日待ちわびてます。
ケンシロウの帰宅を毎日待ちわびてます。
その後7月
ヘルニアに続き骨髄炎にもなり、またMRIかけたりと大変でしたが、今は落ち着いています。
クロの軽度のヘルニアは投薬と注射、ケージレストで症状が落ち着いたのであえて省略しております。
メインのお話、イブ太郎の眼のお話です。
病名は『水晶体脱臼』
簡単に説明すると
水晶体を眼球内で支えているチン氏帯が切れてその位置がずれる(脱臼する)病気です。
イブ太郎の場合は水晶体が前方に脱臼し、角膜に当たってしまい角膜を傷つけ、激しい痛みを伴い日々を過ごしてました。
いつなったのか?急になのか?その辺りは正直わかりません。
先天的、遺伝的なのか、後天的な病気なのかもハッキリしない病気です。
しかも、かかりつけ獣医に4月末に初めて見せた時には結膜炎や角膜炎と診断されました。
眼科専門医ではないかかりつけ獣医は、水晶体が脱臼してるとわからず、角膜表面の炎症を取り除く目薬を処方しただけ。
今思えば、目薬でだましだまし過ごしてた期間が結構長くて、相当痛いのを我慢してたんでしょうね
でもね、獣医の眼科専門医って日本でも少ないんですよね。
こちらは大阪なのでまだいらっしゃいましたが…
眼科専門医日本一と呼ばれてる今の先生、辻田先生を紹介してもらうまで長い道のりでしたね…
何件も病院いきました。
辻田先生と出会ったのは8月中旬。
その頃にはイブ太郎の右眼は常につぶったまま…
痛くて毎日涙を流してました。
画像診断や沢山の検査をしたら脱臼した水晶体がまともに角膜に当たりこすれて傷が深くなり、浮腫を起こしてるとの事。
なので白く白濁してきてたのです。
脱臼した水晶体を取り除く手術をしない限り死ぬまで痛い。
後、このまま炎症が進むと緑内障に発展し、視力を失い眼球摘出手術になるとの事。
緑内障になると義眼を入れることも出来なくなるらしい。
なんか文章だけ読んでても怖いでしょう~
私も聞かされた時は怖くて震えました。
でも「私はこの手術は沢山しています、後に合併症にかかる確率は全体の4割と決して低い数字ではないですが
全力を尽くしますから私を信じてください!旦那さんにも電話で説明しましょうか?」
と、言ってくださり、仕事でその場にいなかったケンシロウに電話して詳しく説明してくださいました。
その病院のホームページには3つの理念がかかげてあるんですが、そのうちの1つは『誠実である事』
まさに誠実な先生、眼科専門医日本一で名高い先生なのに驕り高ぶりが全く感じず、私達夫婦は今でも好印象です。
お嬢もこの病院に行くといつも帰りに「良く頑張ったねー」
と、幼児用りんごジュースをもらいます。
私が先生の重要な説明を受けてる時は、待合室で絵本を読んでくださる看護師さんもいらっしゃいます。
多分この先生じゃないと13歳の高齢で眼の手術、なかなかしてもらえなかったかもですね。
白内障の手術とは全く難易度も違い、術後ケアも大変な手術でしたからね。
特殊な病気です、水晶体脱臼。
でもその病院では月に2、3回は手術されてるそうです。
もし、犬 水晶体脱臼と検索した時にこの記事が引っかかり、病院探しで苦戦されてる飼い主さんの為に書きます。
病院名 どうぶつ眼科専門クリニック
最後に、イブ太郎の術後検診は現段階では月に1回なりました。
11月は16日に行きました(次回は今月26日)
目薬の本数も今は3本を1日2回さすだけ。
術後2カ月間は1日6本の目薬を5、6回さしてましたから余裕です。
傷が深かった為、なかなか炎症部分は完全には治らないけど、だいぶ緑内障になる確率は下がったと先生も仰っております。
なによりも痛くて眼を開けていれなかったイブ太郎が今は大きなおメメパッチリあけてます
ちなみに水晶体摘出しましたが、両眼共ちゃんと光は感じ、視力も勿論あります。
若ければ若いほど術後回復も早い眼の手術、眼が痛がってたりしたらなるべく早期に眼科専門医に見せるのが
犬にとっても飼い主にとっても一番GOODです
犬にとっても飼い主にとっても一番GOODです
病名がなかなかわからずあちこち行くのは犬にもストレス、飼い主にもストレス、おまけに経済的にもかなりキツイですからね。
長々書きました
記録の為と、眼の疾患で苦しんでるワン&ニャンちゃん達の為に拙い文章が検索ワードに引っかかりますように。