今週のテーマは、「自分の精神史」


自分の小さい時を振り返ってみると、うちの家庭は町立小中がある小さな町で同級生の8割が通うそろばん塾の先生一家で、学校に行けば父親がPTAの会長をやっていている町の誰もが父親を知っているような環境で、親は仕事に忙しく、求められはしなかったが長男の気負いもあって自然と優等生で居ようとしていた。

客観的には思いやりのあるいい両親だと思うけど、小さい時の存在感と密に関わらなかったからか、また家業を継がず期待を裏切った後ろめたさから、今も胸襟を開いて話すことのないよそよそしい関係から脱却出来ていない。

そういうところが、周りからいい人だと見られたい、心を開ける友人が作れない理由なのかと思う。

今更、親友を作ろうとは思わないが、その分の時間を妻や家族に集中して使っていこうと思う。

三つ子の魂百までとは、昔の人はよく言ったものだ。