やっぱMISIAは凄かったっす！(*^.^*)今年私が観たアーティストの中で一番上手い、それもダントツのトップ、ぶっちぎりでありました・・・。
そしてなんばHatchのような小さなハコであの歌声が聴けるというだけでヤバチシゲルなのはご想像に難くは無いかとは思います・・・。
MISIAにとってもライブハウスでのスタンディングライブというのはオーディエンスの顔や興奮ぶりが真近に見えて新鮮みたいで、常に楽しそうにパフォーマンスされていました。
仕事帰りのOLさん風主体で、若いカップルやクラバー系のお兄さんから近所のおっさん風（笑）までバラエティに富んだ客層。MISIAのライブに来られる方はライブの楽しみ方をわかっている方ばかりなのか、客電落ち前の開演のアナウンスから歓声が起こり、そこからハンドクラップが始まるというPerfumeやaikoのライブのような異様な熱気に包まれた会場。
客電が落ちて意図不明な演出がワンクッションあったのですが、そこからバンドメンバースタンバイからMISIAが登場し、第一声”イェ～♪”みたいなフェイクをかましただけで”キャ～”と溜息が漏れるようなオープニング。私もこ、こりやぁモノが違うとその場の空気に呑みこまれてのオープニングナンバーが”君の瞳に恋してる”なんて反則技で来られた日にぁ、会場一気にヒートアップしての頭上ハンドクラップからサビはMISIAの先導でワイパーが炸裂とノッケからハッチを揺らしまくりの展開。
まぁ、MISIAにとってはこんな小さなライブハウスを揺らすことぐらいいとも容易いのでしょうが、私が参戦したのは2daysの初日だったのですが、2日目はMISIAにとって300回目のライブだったそうでさらに盛り上がったそうです。ホント気持ちいい盛り上がりでしたね。もうここだけで元取れました！（笑）
バンドは5人でしたが、JP（Key&Cho）、MURO（DJ）、FUYU（Drums）、須藤豪（Manipulator）、重実徹（Key)という星空のライヴとはまったく違うクラブ仕様のギターレス、ベースレスの布陣でありました。本音を言うと星空のライヴⅤやⅥの時のようにギター 山口周平を期待したんですが、残念でありましたね。
音もまるで違いましたが、ゴージャズな演出のアリーナライブから生演奏だけの聴かせ系ライブそして今回のようなクラブっぽいものまでいろいろ対応できるのがMISIAのふり幅の広さですかね。全編を通じてとてもカジュアルな雰囲気で、ファンをステージに上げたりとお客さんとの距離感も近いMISIA流のサロンコンサートってな具合でした。
内容そのものはファンミーティングっぽい感じであまり濃く無かったので、MISIAのライブ！と期待して行くと肩透かしにあった方もいたかもしれません。前回の星空のライヴⅥで気づかせてくれた”生物多様性”の問題を一歩掘り下げて今度は”生物多様性”をみんなで考えようというのがサイドテーマとしてありました。音楽を通じて何ができるかを常に考えているMISIAらしいライブですね。
MISIAはTVなどのメディアには出ないのでどのように捉えられているのかわかりませんが、ご本人は実に愛らしく、チャーミングでコミカルな方なんですよ。今回のライブでは特にMCが多かったので、MISIAの人としての魅力にもたっぷり触れられるライブだったのでよかったです。
セットリストは以下のようなものだったそうです。
01. Can't Take My Eyes Off You
02. 逢いたくていま（Gomi Remix）
03. 星のように…（GOMI'S ULTRA LEGEND MIX）
04. Can't Take My Eyes Off You
（01～04メドレー）
MC
05. LOVIN' YOUR SMILE（新曲）
バンドメンバー紹介
06. Work It Out
※生物多様性仮装コンテスト
07. とまどうままに（新曲）
08. SNOW SONG
09. 雨のソナタ（新曲）
MC
10. EDGE OF THIS WORLD
11. MAWARE MAWARE
ENCORE
12. TONIGHT（with JP）（新曲）
ＭＣ
13. LIFE IN HARMONY
※即興曲（大阪編）
14. Can't Take My Eyes Off You
と、時間にして2時間ジャスト、いわゆるお馴染みの曲では無く、最近のものばかりで勝負されてきました。完全にコア向けでしたね。
内容の薄さについては来年早々からまたTHE TOUR OF MISIAも決まっているのでつなぎの意味もあったのでしょうけど、まぁこんな真近でMISIAの歌が聴けただけで大満足でした。
CDが売れない時代。配信だとか構造的な問題だとか、仕舞いにはファンのせいにするアーティストまで現れる昨今でありますが、結局未だにシーンの先頭にたってるようなMISIAなどの1990年代デビュー組の大物を越えるようなアーティストが出て来ないというコンテンツ不足の問題もあるんだろうなぁと思います。今の若いアーティストで10年先が見える人がどれぐらいいるだろうかと・・・。
そんなことも考えさせられるライブでもありましたね。
何はともあれ来年はいよいよTHE TOUR OF MISIAですね！こちらも楽しみであります！
久しぶりにこれなんか聴きたいなぁ。と、私も観に行った去年の2月のTHE TOUR OF MISIA DISCOTIQUE ASIA＠横浜アリーナからこの曲を！この”INTO THE LIGHT”は皆さんにも味わってほしいぁ。こういう歌の入り方ができる人はやっぱこの人しかいないよなぁ。度肝抜かれますよ！o(^-^)o