要するにCafe Liveな訳ですが、杏里ちゃんがサロンコンサートという呼び名にこだわっていらっしゃるようですので、そちらで統一致します！（笑）
杏里ちゃん曰く、サロンコンサートというのはお金持ちがクラシックのコンサート等を自分で開いたりするものだから熊木杏里がサロンコンサートというのはおこがましいが、今日は皆さんが熊木杏里を呼んだかのような近しい関係でやりたいという言葉通り、こんな事があってもいいのか！の贅沢極まりないライブとなりました！(^-^)/
70名限定で今日と明日と開催されるこの熊木杏里ちゃんのサロンコンサートは先月のワンマンコンサート”秋の四つ葉のクローバー”で発表されるや翌日には即日完売となり、急遽明日の昼の部が追加されたもののこちらも即完売となった超プレミアムライブ。
いやー、たった70名ってやっぱ凄かったっす！o(^-^)o
席はテーブル席で各テーブルで飲んだり食べながらくつろきながらという趣旨ではあるのですが、ライブが始まったらもちろんそんな余裕ありまへんです、はい(;^ω^A
杏里ちゃんの一挙手一投足を固唾を呑んで見守るいつもの雰囲気のオーディエンスではありましたが、杏里ちゃん自身はメチャクチャリラックスしていたと思います。終始まるで家族や親しい友人だけが集まったホームパーティで唄っているかのようで、文字通りアットホーム感溢れる雰囲気の中でのパフォーマンスでしたね。
ぶっちゃけ熊木杏里ちゃんのファン連合の末席中の末席、見習いもいいとこの私がこんなとこに居てもいいの？、オレ場違いかな？（汗）ってな具合でもありました(^_^;)
18時開場でほぼその時間に到着すると30人ぐらいが地下1階への階段に並んでいらっしゃいましたかね。
18時過ぎに入場開始。皆さん思い思いの席に着かれます。
まず驚いたのがステージがありません。オーディエンスと杏里ちゃんが同レベルなんです・・・。カフェの一角にグランドピアノがあってその横で杏里ちゃんが唄うという、もう近いのなんのってこれぞカフェライブ！なんですねー(*^.^*)
一応場ミリがあったので杏里ちゃんがどこに立ちそうかがわかりましたから、私は良く見えそうなところに座りました！（笑）てか寿司詰めではありませんでしたからどっからでも良く見えたことでしょう！
そして19時36分ごろでしたでしょうか、客電が落ちます。
まずはピアノの石原鼓緒太さんとチェロの五十嵐あさかさんが登場！あの千曲はあんずホールと同じ布陣です！あさかさんをこんなに近くでじっくり観るのってあまり無かったのですが、色が白くて肌もお綺麗で私的には全然オッケーでしたね！（何がオッケーやねん！笑）ちょっとドキドキしちゃいました！(;^ω^A
少し音出しチェックをした後にお二人の上品でクラシカルな演奏がしばらく続き、少しひっぱってからいよいよ杏里ちゃん登場！
あっそうそう！ステージはありませんから杏里ちゃんその他の皆さんも客席の間を通っての登場なんですが、もちろん会場割れんばかりの拍手でございましたね！
杏里ちゃんの衣装はニット生地のノースリーブのワンピに色気ゼロの（笑）ボーダーのタイツに黒のレザーブーツは”秋の四つ葉”の2日目と同じような感じでした。で、いつもと違い客席と同じ高さだからか、杏里ちゃんが小っちゃく感じましたね～(*^.^*)
軽い挨拶の後、いよいよ1曲目がなんと！”ひみつ”できましたよ～、奥さ～ん！（って誰？笑）
で、今日の序盤は凄かったですねー。”ひみつ”、”ル・ラララ”、”風の記憶”、”my present”、”戦いの矛盾”、”やっぱり”と来た日にぁ、一体今日はどうなるんだろうか、何が飛び出すんだろうかと、もう1曲1曲皆さん心の中で”ワオー”状態だったんじゃないでしょうかね～。先月のワンマンが”風と凪”収録ナンバーを意識してのオーソドックスなセトリで、今日は完全にコア向きだなと思いました。
ただ”ひみつ”は全然声出てませんでしたね！(^_^;)”時の列車”で大失敗した（笑）ワンマンの時のの教訓からか特に出だしかなり慎重めのウィスパーボイスでの入りは上手くいっていたと思います。”ル・ラララ”は何とライブ初披露だそうです！唄い終わった後にすかさずファンから”初めて聴いた！”の声が入り、杏里ちゃんも、これ19歳の時に書いた曲なんですが、何言ってるのかさっぱりわかりませんねーと大爆笑を誘います！（笑）”風の記憶”もわりと抑え目な感じで、あのあんずホールバージョンのように手拍子を誘っての得体の知れないクマッキーダンスを炸裂して欲しかったな！（笑）
そして”my present”のタイトルコールからのピアノイントロでコレ来たかーともう鳥肌立ちまくり私、この曲でオメメからじょろじょろーとお漏らしちゃいました・・・（恥）”my present”から特にノッて来た杏里ちゃんの包み込むような優しい歌声で天に召されましたね。序盤高音が出にくそうでしたが、”戦いの矛盾”では綺麗なハイトーンボイスを聴かせてくれ、この曲を書いた時もそうですが、今も唄うと世界の何処かで・・・と感じることができる歌ですと気持ちを伝えてくれました。そして間髪入れずに歌入りの”やっぱり”はゾクゾクッと来ましたね！
ここからは割りとオーソドックスとなりました！一旦あさかさんをお見送りしてピアノだけで好きな曲ですと”こと”を情感たっぷりに歌い上げて第一部終了。
今日はサロンコンサートらしく一部、二部制でした！15分ほど休憩が入って第二部ではまずはカバー曲で、何とシンディ・ローパーの”True Colors”が披露されました！最初お父さんが翻訳会社をやっててと歌の意味を日本語で説明があったので、ひょっとして日本語で唄うのかな？と思ったらしっかり英語詞で歌ってくれました！(^-^)/うーん、かなりキーを落としての歌唱で、英語自体は放送禁止ではありますが（笑）、サビのところの低音の響かせ方は良かったなぁ。唄い終わってから”どうでした？”と自分で尋ねておきながら”途中ふにぁふにぁでしたねー！いいんです！日本人なんだから！”と自分で落として笑いを誘っていました！（笑）
でここでサポートとして当初予定に無かったもう一人を迎えます。”秋の四つ葉”でもお洒落なギターを聴かせてくれたイケメンの山口周平さんがアコギで加わってくれました。山口さんは後で杏里ちゃんに某所で聞いたんですが、MISIAのバッグでも弾いてるんですねー。こりぁタダモンじゃありません！
そしてギターイントロからの”一千一秒”そして”朝日の誓い”をしっとり聴かせてくれ”天使”と来て、”誕生日”、締めは”君の名前”でありました。もう”誕生日”とか”君の名前”は何度聴いてもホントいい曲ですねぇ。ここらあたりの曲はもう杏里ちゃんに染み付いてるというか杏里ちゃんそのものだなぁと思いました。
第二部一旦終了でもちろんアンコールの手拍子が起こり、杏里ちゃん一人だけが再登場！ピアノに座ります。
新曲を歌いますといいながら新曲が沢山あるんですが、今日のこの日にこの場所で唄うのに相応しい曲ですと完全ブランニューの”a day in my life”という曲が宇宙初披露されました！杏里ちゃんが言ってましたが、曲を書くのは早い方だと思います、今は1日1曲ペースぐらいで曲が書けますと驚きの発言！まぁ、aikoは一晩で5曲ぐらい書く時もあると聞いたことがありますが、昔ながらの”プロの”シンガーソングライターってやっぱそうなんだなぁと感心しきりでありました。しかしこの夏以降に初披露された数多くの曲の中では完成度は高くないかな、ほんと出来立てホヤホヤでデモっぽい感じのレベルの曲だとは思いましたが、詞がいつものように聴きこむとヤバそうではありました。終演後に杏里ちゃんが弾いたスタインウェイのピアノの回りにファンが集まっていたのですが、何と”a day in my life”の杏里ちゃんの自筆の歌詞が書かれたA4の紙2枚が譜面台に置かれたままだったのです・・・。こりぁ、お宝だわ！と皆さん色メキたってましたね！（笑）
ＭＣも結構あって昨日の渋谷AXでのイベントの話が良かったですね！これも話せば長いんでまた今度！（笑）
あと対バンライブだと緊張のあまりすました感じの様子を見せる杏里ちゃんですが、今日は本当の素だったんではないでしょうかね。1曲1曲楽しそうでしたし、途中歌終わりでの拍手喝采に対して”まぁまぁその辺で！”と拍手を静止する杏里ちゃんが良かったですねー！（笑）
というわけで終演は21時47分頃と2時間ジャストのとても温かい雰囲気に包まれた熊木杏里ちゃん初のサロンコンサートは無事成功で幕を下ろしたありました！今日はホント皆さん、熊木杏里のファンで良かったと改めて思えた夜になったのではないでしょうかね。
今年に入って熊木杏里ちゃんの周辺でいろいろなことがあり、ファンはみんな心配しておりました。私なんかが言うのはおこがましいですが、今回のサロンコンサートは杏里ちゃんからそんなファンへのプレゼントなのではないかと思ってしまいました。（行けなかった皆さん、ゴメンナサイ！）それぐらいただ物理的に近いだけでは無い、杏里ちゃんの全てを受容できるファンとそのファンが何を望んでいるかを知っている杏里ちゃんの心が通じ合えたライブのように感じました。
明日行かれる皆さんは本当に楽しみにしていてください。そして来年の久々のホールワンマンに来られる方もこれからの杏里ちゃんには本当に期待が持てるライブだったと今夜はお伝えしてお別れしましょう！（笑）