こんにちは
今日は、私が最近好きな番組を見て思ったこと。
お笑いが昔から好きなのです。特にコントと、フリートーク。
バナナマン、ラーメンズ、東京03はコントDVDが面白い。そして逮捕されてしまったけど、キングオブコメディ。コントは勿論、フリートークも実は大変面白かったのです。隔週でトーク番組をしていたのですが、2年前の年末、あの事件で突然終わってしまいました。
毎回とても楽しみにしていて、言葉では言い表せない位ショックでした。(これはこれで言いたい事が山ほどあるが割愛す)
それからしばらく、彼ら以上に興味そそられる人が居なくて悶々としていましたが、最近、やっと楽しみに出来る番組ができたのです。
AbemaTV『土曜TheNIGHT』ウーマンラッシュアワー 村本大輔さんの番組。
村本さんが1人でフリートークの回もあれば、学者さんや芸人さんがゲストの回もあり。お笑いの話から村本さんの夢の話、選挙の話まで、どれもとても面白く、考えさせられる事が沢山あるので、是非見て頂きたいなーと思うのですが、今回は先週#70について。前置き長くてすまぬね。
今回は、村本さんが可愛がっている後輩芸人が芸人を辞めるので、それについて村本さんが根掘り葉掘り聞いてます。
私は正直、この芸人さんは存じてなかったのですが。ねー。もー、見てるだけで心がヒリヒリしますわ。私は『自分がやりたい事を貫く』という事について、考えさせられました。
この方はコンビで漫才をしていて、芸人として月収25万は稼いでいるそう。芸人として生活には困っていないけれど、辞めるのです。
彼の言葉で印象的だったのは
『自分が商品として成り立っていないと思った』何故そう思ったかと言うと『村本大輔さんを近くで見ていて、お笑い芸人とは、言いたい事を自分の言葉で言える人だと思っていて、自分は村本さん程言いたい事が無い、ということは、才能がないと言う事だと感じた』ということ。
私もSEの時に同じような事を思っていました。客先に常駐しているSEは、自分の『単価』というものがあります。客先がいくらで私という人(リソース)を雇うのかということです。管理費なども含まれるので、給料の3倍以上ありました。しかも私の会社は、年次で大まかな単価が決まっていたので、能力と比例していない部分がありました。
周りには、同じくらいの単価でハイパフォーマンスの方が沢山いました。私はその事がものすごく苦痛でした。どう考えても、対価に対して成果がない(商品を売るわけではないので、判断が難しい面はありますが)。客先の担当者に申し訳ない、同僚に申し訳ない、なんで私は出来ないんだ。と毎日思っていました。
じゃあ、努力すれば良かったじゃない。と思うのですが、芸人の彼が村本さんに感じたように、あまりにも自分から遠く、途方もなく感じて。出来る範囲では努力しましたが、限界まではやっていないと自分で分かっていました。その事が居心地が悪かった。全力を出せなかった理由は、SEという仕事が好きじゃなったから、と今の所は思っていました。
でも芸人の彼は、芸人という仕事が好きだと言っているんですよね。
だから、何故やめるか不思議で。私は、好きという気持ちがあれば、続けていたかも知れないと思ってたので。
ただ彼を見ていて、自分との共通点を考えると、ゴールを、今考えうる1つに決めてしまって、でもそのゴールは自分が本当に欲しいものじゃない。でも、自分が本当はどうなりたいかはよく分からなくて、結局、何かよく分からない敗北感に打ちのめされたような感じを受けたんですよね。あと、周りが良い環境だったら自分は出来るのにと思ってそうな所も。初めて見た方なので、見当外れかもしれないけど。
彼は、芸人とはこうあるべきと思い込んでいるように見えました。せっかく好きな事なのに、自分はどういう芸人になりたいかが、見えなくなっているような。
好きがあったとしても、ゴールを何とするかを決めるという行為って、本当に難しいのねと実感しました。特に思い込みが沢山あるとか、学校や親の言う事を聞いてきてしまった人ほど、乗り越える壁が多いのだなとも。
本当にやりたいゴールを観るには、視野広く柔軟に見る目と、自分を信頼する力が要ると思います。これって、出来ない時はマジで出来ない。根性で何とかなるものでもないし。
やっぱり、長い期間自分を押し殺していると『本当はどうしたい』って本当に出てこないもんね。
ちなみに、本当はどうしたいが中々出ない今の私は、まずは好きなことを集めて、1つ1つ言葉にして、自分の気持ちを大切に感じていく練習している、という段階です。
もしかしたら、彼は全然別の事を考えているかもしれないけど、私は自分に向き合えて、色々と考えさせられる、いい回だったなぁ。という話でした。