三洋最後の生産子会社「三洋テクノソリューションズ鳥取」、投資ファンドに売却
[2015年3月11日 17時0分配信]
パナソニック子会社の三洋電機は、
三洋テクノソリューションズ鳥取(STS)の全株式を、
ジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)が
運営するファンドの出資する
特別目的会社ジェイ・アイ・エー(JIA)へ、
3月31日付けで譲渡することでJWPと合意した。
これにより、三洋電機にとって
最後の生産子会社が売却されることになる。
三洋テクノソリューションズ鳥取は、
1966年創立の鳥取三洋電機を継承する形で、
意思決定の迅速化や自立的な事業体制の確立を目的として
2013年1月1日に設立。通信・ネットワークや、
医療関連機器の製造や販売を手掛けている。
三洋電機は「STSが持つ技術力やお客様との強いパイプを
最大限活かし、所期の目的を実現するためには
独立したパートナーのもとで事業運営することが望ましい」
との判断で、投資ファンドへの売却を決定。
大企業子会社の独立支援や地方中堅中小企業への投資などで
実績を持つJWPが運営・管理するファンドが出資する
JIAへ全株式を譲渡することとした。