ファミマとユニー統合交渉へ、コンビニ2位に
[2015年3月6日 9時59分配信[
コンビニ業界再編へ大きな動きです。
業界3位のファミリーマートと、
4位のサークルKサンクスを傘下に持つ
ユニーグループ・ホールディングスが、経営統合へ向け、
今月中に交渉に入ることがわかりました。
「お互いテーブルに着いて将来考えましょうと
なってきたのは(去年の)年末くらいから」
(ファミリーマート 上田準二会長)
ファミリーマートの上田会長は6日朝、サークルKサンクスや
東海地方が地盤のスーパー「アピタ」を傘下に持つ
ユニーグループと経営統合に向け交渉に入ると
明らかにしました。統合が実現すれば、両社の
コンビニの売上高は2兆6000億円余りとなり、
ローソンを抜いて業界2位となります。
「ブランドを3つも新会社にさげてという形態はありえない。
一緒のブランドにする必要がある」
(ファミリーマート 上田準二会長)
統合の形態などについては年内に結論を出す方針ですが、
上田会長はコンビニのブランド名を統一する方向で
検討するとしています。
コンビニ業界では、首位のセブン-イレブンが
ひとり勝ちの状態となっているほか、出店競争の過熱で
店舗数は頭打ちになっていて、両社は、統合によって
仕入れコストなどを抑え、競争力を高める狙いです。
生き残りを賭けた業界再編は最終局面を迎え、
3強時代に突入することになります。