90歳で今までご自身が作られた作品展を開かれると

長野のまた従妹から「良かったらお出かけください」と連絡があった

彼女の息子さん義理の母上とのこと

 

手芸や編み物、洋裁が得意な親友のTちゃんを誘って出かけた

場所は八王子、川越から八王子まで直通で1時間ちょっと

 

畑が続いたり、林があったり、遠くには山も見えて懐かしかった

首都圏なのに単線で、途中の駅で待ち合わせをして

各駅停車の旅をしている気分

久しぶりの八王子駅は広くて、駅ビルも大きく、まるでお上りさんのよう

 

心配なので30分ほど前に到着

南口で待ち合わせにしたが 広すぎて探すのが大変と思い

「分かりにくいから 改札口の正面にいます」と連絡し

人ごみの中、 Tちゃんが見つけてくれた

 

早めのお昼を食べてからゆっくり作品を見ようと

駅ビルのお蕎麦屋さんに入った

 

 

新潟の「へぎ蕎麦」とカキフライのセットを注文

カキフライが熱々でおいしかったが

「へぎ蕎麦」はちょっと本場のとは違ったかな?

 

駅から徒歩5分くらいの個展会場へ

主催された、90歳の女性が受付にいらしてご挨拶をした

和服をおしゃれに着こなし、とてもお歳には見えない

 

刺繍(フランス、日本、その他)、染め物、パッチワーク、タペストリーなど

作品がずらりと展示してあり、よく保存されていたことにもびっくり

一番目を引いたのは、二人の娘さんのために作られた

ウエディングドレスとお色直しのドレス

90歳の方の娘さんですから 年齢もそれなりですが

 

こんな生き方をされる方もいらっしゃるのかと

目を見張ることが多かった

 

Tちゃんと「私たちはそこまで生きていられるかしら」と

コロナでゆっくり会えなかった時間を取り戻せた気がした

 

精魂込めた作品を見せて頂いて

美味しいものも食べ、たくさん話もして

帰りの電車の中は半分くらい寝ていた

 

人生、残りの日々が少ないのを再確認

お互いに元気でいようねと約束 Tちゃんまた会おうね