この6年間、

多分月一回は必ず岸見先生の話をリアルに

聴いてきた。

最初の頃は行ける講演会は全部行ってて

月4回とかってときもあった。

迷ったとき、落ち込んだ時、先生に逢うだけで

ほっとした。

コロナ氏の影響でリアルに逢えなくなったけど

オンラインで先生のお話が聴けるようになった。

 

先生自身が

「毎回、新曲は歌えませんよ」と言われるように

目から鱗が落ちるような新しい話はない。

ただ、終わる頃にはとても穏やかな気持ちになる。

 

先日のNHK講座でのお話は

「自分に価値があると思える」ことに

焦点が置かれてるように感じた。

 

私の中で最近、

どうしたらいいのか思い悩むことがあって

そのことで一人勝手に落ち込んでいて、

先生に講座の中で質問した。

 

「分かっていてもどうしても落ち込むことがあります。

泥沼から抜けられなくなるようなそんな感覚になったとき

先生はどうされますか」

 

「僕も落ち込みます。

落ち込みますよ。この数ヶ月、全く講演ができなくて

落ち込みました、不安になりました。

けど

そういう日が過ぎ去るのを待つしかないのです」

 

その後、質問した方の中で

言葉を発するのが困難に聞こえる人がいて

私はその人の言葉を聞き取れなかったけど

先生はその言葉にきちんと答え、丁寧に

「ありがとう」と言った。

その「ありがとう」は本当に優しくて

「本当に優しい」という陳腐な表現しかできない自分に

イラつくぐらいで。

いつも私の「在りたい」先生でいてくれることに

何度も「ありがとう」と思った。

 



半年ほど前の写真。


大好きなゲリーも言うなぁ

「This too shall pass.

これもまた過ぎゆく」