イギリス人のパートナーを持つ方全員に聞いてみたい。

 

毎年クリスマスってどうやって過ごしますか?楽しみですか?憂うつですか?どうやって予定を決めますか?お子さんがいるとお子さん中心なのでしょうか??

 

わたしは…毎年楽しみと憂うつが半々です❗️

 

わたしたち夫婦は揃ってカトリック教徒なのですが、やはりクリスマスとイースターは自然と気持ちがとても上がる⤴️ハッピーな時期なんです。イギリスではメジャーなアングリカン(英国国教会)とは違うけど、同じクリスチャンとして何となく国全体がお祝いムードになるのは、とてもうれしいこと☺️

 

でも憂うつなことも。

 

毎年9月初旬のわたしの誕生日直後(時々8月のこともあるけど)には、もうクリスマスの予定を決めないといけないんです。どこで誰とどう過ごすか。そんな先のことどうして…?と思っているのはわたしだけではないはず(と信じたい)。

 

予定決めについて、義家族からはものすごいプレッシャーがかかります。こちらもいろいろあるので、もう少しゆっくりフレキシブルに決めたいと思うのですが、クリスマス前後の予定まで含めて、やれパント、ボーリング、映画館などを行きたいか行きたくないか、今すぐ決めろ、と言われるんです。予約しないと直前や当日では遅すぎるので。わたしは内向型なので「義家族の皆さんと家でのんびりお話ししたい」と毎年言っているんですが、それでも「どこにも行かないわけにはいかないでしょう?」という根拠が謎の主張をされてしまいます。

 

でもわたしの義家族が素晴らしいのは「ゆかはクリスマスに外に出るのが好きじゃないのね。じゃあお家でゆっくりしてなさい」という感じで、いい具合に放置してくれるので、それはそれでありがたいと感謝してます。でもやっぱり毎年必ず聞かれるには精神的にプレッシャーです💦

 

クリスマスの食事は楽しみの一つです。元々夫の父親がイギリスの某チェーンレストランを経営していたサービス業一家なので、いい意味で義家族全員食にうるさいんです。いわゆるイギリスの伝統的なクリスマス料理が並びますが、毎年少しずつ新しい要素を加えたり、バリエーションを増やしたり。試行錯誤しているようです。

 

例えばクリスマス前後・当時のメニューはこんな感じです。

 

12/24: Christmas Eve

クリスマスイブは特に何も行事はありません。みんな翌日のために、いそいそとプレゼントを用意してツリーの下に置き始めます。晩ごはんは、翌日に備える意味も込めて全員で同じベジタリアン料理を食べます。今年はベジタリアン・チリビーンズ&ライスでした。

 

12/25: Christmas Day

朝は(子ども含めて)何も食べず、11時ごろからみんなでシャンパン🥂🍾とニブル(おつまみ)。ソーセージロールと言われるひき肉のパイ、クランベリーとブリー(ソフトチーズ)のパイ、スモークサーモンのカナぺ、ナッツなどをむしゃむしゃしながら、全員でプレゼントを開けます。すごくいいものでも、大したものじゃなくても、とにかくうれしそうにワーワー言いながら開けていくのが重要。午後2-3時ごろまで、うだうだプレゼントでもらったものを眺めたり、トランプやUNOやボードゲームをしたりして過ごします。昼ごはんはChristmas Dinnerと呼ばれ、メインのローストターキーの他、ガモンステーキと言われるハムの塊、ピッグス・イン・ア・ブランケット(ミニミニソーセージをベーコンで巻いたもの)、スタッフィング(ミートボールに似たもの、ターキーに詰めてローストするその中身)、付け合わせの野菜(ブラッセルスプラウトと言われる茹でミニキャベツ、ローストされたポテト・パースニップ・にんじん、蒸してクリームで和えた紫キャベツなど)、ヨークシャプディングにグレービー(ターキーの肉汁を使ったソース)という感じです。これをワインと一緒に3時間くらいかけて食べるので、夜は全くお腹が空かず、ほとんどの人は何も食べずに寝ます。が、わが夫はめちゃくちゃ食いしん坊(なのに痩せてる❗️なぜだ‼️)なので、毎年残ったターキーでサンドイッチを作って一人で食べています。

 

何とも肉肉しいクリスマス❣️ですが、ちなみに義母はベジタリアンなので、ターキーの代わりに毎年ナットローフというミートローフのベジタリアンバージョンのものを食べています。グレービーもベジタリアン用を用意していますが、それ以外の野菜類は全部同じものを食べています。

 

12/26: Boxing Day

クリスマスの翌日はイギリスではボクシングデーと言われる祝日です。その昔クリスマスにも働いた召使いが、翌日1日はご主人様からクリスマスのお祝いボックスをもらい仕事をお休みした習慣からきてるとか。

 

朝はなぜか全員でハムエッグとトースト。これはわが義実家の伝統のようです。ハムエッグといっても、ゆで卵に厚切りのハムスライスで、特にフライパンでソテーするようなことはしません。義実家ではこのスタイルが「ハムエッグ」だそうです。

 

ボクシングデーランチはここ最近ずっとわたしがジャパニーズを振る舞うことになっています。と言っても、万人受けするメニューが難しい。一番無難なのはイギリスで「カツカレー」と呼ばれているチキンカツのカレーです。ただ夫がジャパニーズカレーがそれほど好きではないのを知っているので、夫には毎年我慢してもらっています。奮発してマグロとサーモンのタルタルとか、手巻き寿司のようなメニューもやったことありましたが、何人か生魚は絶対NGという人もいて、結局数人向けに別メニュー(照り焼きチキンとか)を作ったりして、手間がかかるのでやめました。ちなみにカレーだと、義母にはバターナッツかぼちゃでカツを作って、同じカレールーとごはんが共有できるので便利でラクチン。大成功でした❣️

 

そんなこんなで、今年2024年のわが家のクリスマスは、どっぷりイングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿の義家族と過ごしました。具体的には12/22から12/31の10日間を義妹の家から義母の家へ渡り歩いて。例年と比べてもかなり長い日数のイングリッシュクリスマスでした🙃

 

あと…ウチだけじゃないとは思いますが、家族が集まると何かしらケンカやら討論が始まって、割と強い感情論が起こってしまう。わたし、そういうのちょっとニガテなんです…😞 だからその点かなり憂うつ。これって割と普通なことだと思うんですが、、、皆さんのご家庭ってどうなんでしょう??

 

ちなみに、イギリスのクリスマス休暇は長ーいです🎄一般的な会社員は12/20以降誰も働かない。いや、もっと言えば12月に入ると、まともに仕事している人は少なく皆さんアイドリングモード。初めは驚いたけど、気がついたらわたしもすっかり感化されて、過去10年くらい12月にまともに働いたことはない❗️と言いきれます😅

 

その代わりイギリスでは、ほぼ全員1/2から出勤です。日本人のわたしはいつも1/8ごろまでお休みもらうことにしているので、長い長い冬休みですね。

 

次回はスコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿のお正月、ホグマネーについて書いてみたいと思います❣️

 

(肉ばっか食べてると、野菜・魚・玉子のシンプルな食事が恋しい…という気持ちで食べたいつかのカフェめし。アボカドエッグトーストとディカフェのモカ☕️)

 

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