ジュエリーデザイナー細川文です。
今回、T.U.様より承ったのは、片耳ピアスのペアを誂えるというもの。
凝ったデザインのピアス、縁があってTさまのところにやって来ました。
インドのブランド製で、全て天然石です。
独特の、薄く繊細なデザインです。Tさまは「比較的すぐに黒っぽくなってしまって、、。なんで?って思ってます」と仰います。
こちらは銀に金のコーティングをしていますが、コーティングが剥がれ、露出した銀が硫化し黒くなっています。
インド、インドネシア、スリランカ辺りではこうしたジュエリーが多くあります。
繊細な日本人の性格としては「なんで長続きするコーティングしてくれないの!?」と思っちゃいますが、恐らく現地の方に言わせると「ちょっと黒ずんじゃったかもけど、気にしないで使ってよ〜」位の感覚なのだと思います。
あちらの強い太陽の光の下で見ると、実際あまり気にならなかったりしますが、柔らかな日本の光の下ではその変化が如実です。
<黒ずみが出ています>
元のピカピカゴールドに戻したい!
ご自身で元に戻す方法をお伝えしたいところですが、銀に金のコーティングが剥がれかけて黒くなっている場合、自宅で元に戻すのは無理です。
プロの使う溶剤や磨きの機械がないと綺麗に出来ません。
時々、インターネットに「自分で綺麗にする方法」が載っていますが、素材の確認が重要なので、大切なジュエリーにはお勧めしません。
プロの技で、しっかり綺麗にしましょう!
日本では、コーティング剤が高品質で丁寧な仕上げなので、長く綺麗な状態を保てます。
Tさまは、「これを付けたらもう片方の耳には何付けたらいいの?」とお悩みでした。
インドではピアスホールを複数、右に3つ、左に2つなど開ける習慣があるので、ペアではなく1つだけでピアスを販売しているのかもしれません。
<いつも0.1mm単位の計算してます 汗>
1つのピアスを2つに分ける?という案も浮上!
ジュエリーはすべて手作業です。一つのジュエリーを二つに分けることも、二つのジュエリーを一つに合わせることも可能です。
どうやって分けるか、長さを確認するラフのイラスト↑
ご相談の結果、もう片耳用は、新たに誂えることになりました。
沢山ある石のどれか1つと、同じ形や色で誂えてはどうかご提案しました。
いくつかご提案したところ、左側の下に下がるティアドロップ型のホワイトトパーズをお選びになりました!
<石を並べて画像でご確認します>
<仕上がりました♡>
ピッカピカの ペアになりました!
「アシンメトリー、ドキドキするー」と仰っていました!おしゃれの挑戦、嬉しいドキドキですね♡
Tさまに仕上がったジュエリーをお渡ししたところ、
「いつかいつかと思って10年経ってました。重い腰を上げてやっと。
信頼できる方にお願いできて良かった」と言って下さいました。
嬉しいです!!!
<After お似合いのペア誂えました>
ジュエリーのことってつい後回しになるんですよね。
ボックスを開けて「そうだ、この指輪、サイズ合わないんだよね~」とか、
「このネックレス、なんかしっくり来ないんだよね~」とか。
モヤモヤするけどすっごく困っている訳ではないから、「今度考えよう!」ってなる気持ち、分かります。
当店のリピーターさまは、
「文さんに、どんな気持ちでどうしたくて予算がどの位って伝えれば、いくつか案を出してくれるし、できる出来ないを教えてくれるから楽~。いっつも丸投げしちゃう」と仰います。
今年こそ、前から気になっている使ってないジュエリー、ぜひご相談下さい!
T.U.さまは他に2つのイヤリングをピアスへリフォームして下さいました。
大切なジュエリーをお任せいただき、ありがとうございます。
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