皆さま、こんにちは!
ジュエリーデザイナー細川文です。
今回S.K.さまからご依頼いただいたのは、以前お作りいただいた真珠のラリエットの糸替えです。
<真珠のラリエット>
ご相談内容を承ったところ、「ネックレスを触ってしまうくせがあって」と仰るので、オールノットの糸替えをご案内しました。
オールノットとは、真珠一粒一粒の間に結び目を作る糸通しの方法です。
スタンダードの糸通しの場合、結び目は40cmのネックレスで留金近くで4ヶ所くらい、結び目を入れます。
小さい真珠や長くない真珠の場合、重量感がないのでスタンダードでも耐久性はあります。
もし糸が劣化して切れてしまった場合、真珠はするすると、次々糸から外れてしまいます。
オールノットは粒の間全てに結び目を作るので、万が一切れてしまっても、糸から外れる真珠は1粒だけです。
<スタンダード>とオールノットの違い>
大きな真珠や80cm以上のロングネックレスの場合、総重量は重く、重力に引っ張られるので、より一層オールノットがお勧めです。
スタンダードの場合、真珠の粒と粒はぴったりくっつきますが、オールノットは1mmほど真珠が離れるので、
粒の丸さがくっきりと際立ち、とても綺麗です。
オールノットの場合、粒の間全てに結び目を作るので、8ミリ珠40cmのネックレスで50カ所結び目を作ります。
ひとつ真珠を糸に通したら糸を結び、それを50回繰り返します。
結び目の大きさは揃えなくてはいけないので、長い経験が必要で専門職人しかできない技術です。
<オールノットで糸通しされたネックレス>
S.K.さまはオールノットをお選びになりましたが、全体の長さは従来のままが良いというご希望でした。
糸の結び目はひとつは1mmですが、ラリエット全体では数センチになるので、数粒の真珠を外すことになりました。
S.K.さまは、外した真珠はチェーンに直接通して、新たなネックレスの製作をご希望でした。
仕上がりイメージを確認するため、外したパールをワイヤーに通して、何粒にするかご相談しました。
<5粒と7粒では印象が違います>
何粒の真珠を通すかご検討し、鎖骨の切れ目に綺麗に収まる6粒に決まりました。
チェーンに真珠を直接通すタイプのネックレスは、軽やかさでカジュアルに合わせやすいデザインです。
<新しいネックレス仕上がりました>
何粒真珠を通すか、ネックレスチェーンの長さはどの位にするか、長さの調整は可能にするか、など、細部までご希望通りに決められるのがオーダーメイドジュエリーの醍醐味です。
お渡ししたところ「可愛い!」ととても気に入って下さいました。
お渡ししたところ「可愛い!」ととても気に入って下さいました。
輝くような笑顔でご試着下さると、鎖骨とバランス良くしっくりと収まりとても素敵で、私も嬉しくなりました。
日本人は昔から真珠が大好き。
日本のジュエリーといえば真珠、世界中のセレブが日本に来て真珠のジュエリーを購入して行きます。
そのため真珠のお困りごとは、ほぼ全て解決できます。
両穴の真珠を指輪にしたいけどうすればいい?
痛くないイヤリングは?
ロングにもショートにもできるネックレスは?
などのお悩みを解決する優れものを日本人は沢山開発しています。
さすが、日本人!
と唸るような気の利いた、使い勝手の良い金具や型が沢山あります。
真珠のお悩み事、ぜひご相談下さい。
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