Hとのこと。⑥ | 同棲までの永い道程

Hとのこと。⑥

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Hとのこと。①
Hとのこと。②
Hとのこと。③
Hとのこと。④
Hとのこと。⑤




そんなある日、
証拠をつかめそうな決定的な時がやってきた。
大晦日の朝でした。


Hが借りているという車が店の前に泊まっていて、
運転席には女が乗っていた。


送ってもらっていると言っていた、H…。
真実をつかむには絶好のチャンスだと思った。


私はバイト先のマスターと突き止める事にした。
そう、二人の車をつけたのです。

見つからないように、車のあとを追った。


そして着いた先のアパートに、
二人は一緒に入っていった…。


もう、私は我慢出来なくなって、
Hに電話した。
一度出なかったけど、かけ直してきた。


「今、あなたのあとをつけてきたんだけど」

はい。
しょっぱなから直球でした、私。
気が動転してたんですわ。

「オマエ何ストーカーみたいな事してんだよ」

「だって不安だからじゃん!!」


そしてここでも、
ありえないような嘘をつくH…。



「CD貸してたから
それ返してもらいに来ただけだよ!!

家に来たのも初めてなんだよ!!!」





はい…。
普通に考えたら、この時点でもうクロですよね。

でも、Hを信じたかった私は、
その言葉を信じようとした…。

ほんとにバカでした。



大晦日だっていうのに
こんな不安ばかりな気持ちで、
このままじゃ年越せないって感じでした。

夜は店にも行くって言ってたのに…。



凄い不安を抱えたまま、
夜を迎えた。