ついにこの日が来た!

 

採卵から5日後の

体調はまだ、100%ではない。

下腹部痛もまだあったし、

お腹の張り具合も少し気になった。

 

 

病院に向かうまでの間も

色んな意味でドキドキした。

 

今日の受精卵の様子で、

移植できない可能性もあったから。

 

色んな気持ちが沸き上がり

病院に入る前から

涙腺ヤバい。

 

コロナの影響で

旦那は立ち入りできなかったから、

少し心細かった。

 

まず、2つの受精卵の説明を受けた。

2つとも順調に育っているようだが、

1つは少し成長が遅かったようで、

グレードの良い受精卵を戻すことになった。

 

もう一つの卵は2日後にどうなってるかで、

凍結できるかどうかが決まる。

 

 

そして、私たちを支えてくれたドクターに

会うのは今日が最後。

彼は来週には定年退職になる。

 

 

いざ、モニターを見ながら

受精卵が私の子宮に入っていく。

 

ドクターは映像を見せながら

相変わらず丁寧に説明してくれて。

 

10分もしないうちに移植完了。

 

 

私の体の中に

「5日間の間育った卵ちゃんがいる」

と思うと、それだけで感動する。

 

そして、ドクターから色々なアドバイス。

励ましの言葉を頂き、

私は半泣きでドクターとハグをした。

 

 

どうか、この卵ちゃんが私の中で

育ってくれますように。

 

 

帰りの車の中でも

私の喜びの涙は止まらなかった。

 

妊活をして7年間、

私は一度も陽性が出たことが無かった。

 

でも、今はまだものすごく小さくて

人間の形をしていない

卵ちゃんだけど、

私の体の中にいる。

 

 

命の始まりが私の体の中にあると

思うだけで、本当に神秘的だ。

 

 

これは本当に体外受精する

一つのメリットだと思う。

 

 

受精卵でも、私のお腹に来くれて

ありがとう。