採卵後、

麻酔から目を覚まし、

リカバリールームで休んでいる間に

いつものドクターが結果を知らせに来た。

 

手術が始まる前に、実は

今回、旦那の精子の状態が

良くないことを伝えられた。

今まで、旦那の精子が良くないと言われた事は一度もなかった。

なんで、今回に限ってえーん

 

私は手術前という事もあり、

頭が混乱して、どれくらい悪いのかは聞けなかったが、、、

 

それと同時に伝えられたのは、

体外受精は確率が低いので、

急遽、顕微授精をするということだった。

 

前にチラッと見た、インスタで

ふりかけ法よりも顕微授精の方が

成功率は高いというのを

思い出して、急にポジティブになれた。

 

 

しかし、術後に伝えられた私の採卵結果は

厳しいものだった。

 

そう、取れた卵は3個。

 

手術前は14個取る予定だったのに。

3個って。。。

 

ショックはショックだったけど、

取れただけ良いと思った。

(どんだけ、ポジティブオエー

 

さらに、この3個全部が受精してくれれば

問題はない。

 

 

ただ、旦那は相当なショックを受けていた。

旦那は迎えに来てくれた時には

もうドクターからこの知らせを聞いていたようで、

明らかに、落ち込んでいた。

(本人は自分のせいだと思ったのかもしれない)

 

 

こればかりはどうにもならない。

 

 

湧き上がって来る悲しさと、怒りと色々混ざった

ネガティブな思い、

それに加えて、

ポジティブな考えをキープしたいのと、

頭の中がグルグルした。

 

 

とりあえず、明日になれば

何個受精したかが分かる!

 

 

私は考える余裕もないくらい、

体調が悪すぎたので、

とりあえず、何も考えずに済んだ。

 

 

旦那はいつものようにゲームでこの思いを発散させ、

私を元気付けようと、

ウクレレで歌を歌ってくれ、

私が出す注文に

「かしこまりました、ご主人様目

と今にも言いそうな笑顔で応えてくれ、

たくさん、ハグをしてくれた。

 

 

私は体調悪すぎて、

「ありがとう」も言えなかったけど、

 

ふと、思った。

「これがうまく行かなくても、

私にはこんなに楽しい人と過ごせる未来が待ってるラブラブ

「子どもがいなくても、私はもう十分幸せだなぁ」って

心の底から思えた一瞬だった。