漆黒の闇が辺りを埋め尽くす



何も見えない



何も聞こえない



ここにいれば安心だ



誰かの「重たい感傷」に



潰されることもない



なのに何故、、、



少女はその扉を開いた…




一筋の光が射した



あたたかでやさしくて



まばゆい光だった



この幸せに出逢えた喜び



それを遥かに上回る



いつかやって来る



「サヨナラ」の亡霊



あまりにちっぽけな自分の存在に



再び押し潰されそうになる



何度も何度もそんなことを繰り返し



生きていることになんの意味がある?



でもひとつだけ



生きることへの確証が



あるとするのなら



名もない少女の



その子の本当の名前を



呼んでくれた人がいたこと



ここに生きる意味を



創造してもらえたこと






その光だけを頼りに



少女は空を見上げて



今日も笑って



今を生きている


 


あなたはそのままで…


そこにいてくれるだけで


私の光


lovin