2025年が1/3も過ぎている

坂道で転がるオレンジを 追いかけるような時間

 

 見えないネットがあるみたいに “現実”がゆっくりと

平坦で穏やかな時間の流れのような 守られてる感じで

どこかのタイミングで “うわっ 現実だ” と 思いそうな

少し浮いてるような カプセルの中のような

彼を失ってから 彼の事以外はどうでも良かったからなのか 

感情が伴わないから そう感じていただけなのか

 今も話せば涙が流れるし 笑顔で話せるほどの過去にはならず

最初は一周忌を目標に 次に 3回忌 でも足りず

目標を延ばすのが 自分を追い詰めてるような

人それぞれの時間が 私は長くて どうやっても恋しい 

 

 自分を甘やかすのも優しくするのも 私だけ

今を受け入れるべく 開き直ってしまえ

 そのくらいから

少し下り坂が始まったような ネットに穴が空いたような

現実がちょこっと目の前にやって来るように

 

 最初にやって来たのは 歯の痛み

前回の歯科医院への通院は 詰め物が取れた時

その時 怪しい痛みは知覚過敏の処置で終了

アイス沁みるし 冷たいものを飲んでも沁みる

が ここにきて 沁みるのが増し増し

どうしようかなと モジモジとしていたら ズキンと激痛

 紛れもなく虫歯の痛みに 観念

レントゲンを撮ったら ばっちり虫歯

先生は「神経に達してる」と説明

内心複雑 前回の通院で知覚過敏だと言われた歯

あれはやっぱり虫歯だった…

あの時食い下がればよかったな

いや セカンドオピニオンで別のとこ行ってみるべきだった

 

 先生はお若くてイケメン 前回院長だった先生に代わり

院長になっていて驚く

一回の治療は長い 花粉症のタイミングでの通院は辛かった

助手の相性なのか吸引が雑で 息苦しいのに先生は続行

溺れそうな戦いがなかなかハード

1回終わりかけたが もう1本も治療が始まり 長かった

 可もなく不可もないくらいでお付き合いは長かったけれど

「治療するか 抜くか」耳を疑う質問 何故そうなる?

1本終わった時 別の歯科医院に行こうか迷った

変えるべきだった

さよなら先生 次は来ない

 

 長い通院中 体の不調が気になりクリニックで検査

お薬を1ヶ月服薬 改善しない

これって…    別の科での検査だけれど 先生は選びたい

先生のお友達だかの医院は完全予約制で高額

評判の良いもう1つは 少し遠い

歯の治療が終わってからにしようと保留のまま

 

 良い歯医者はどうやって見つけるのか と思うが

大半は “可もなく不可もなく”

たまに 技量の伴わないと思える人に出くわす

何人かいる中の助手のAさんは丁寧でクリーニングも上手

先生とのコンビも息ぴったり 

深夜のBLドラマのようだなとか思うとおかしかった

 

 坂道のオレンジは ここから加速し

嫌でも心がざわつき 感情的になったのは久しぶり

彼がいたら 

話したいことがいっぱいで

どう思うだろう

彼との人生は驚くことばっかりだ