南ベルギーのおすすめ観光場所。

リエージュから車で一時間半ぐらいのルクセンブルクの街と、ベルギーの最も美しい街の一つシャスピエール、世界的に有名なOrval Abbey修道院を訪れてきました。Orval(オーバル)修道院は世界でたった8箇所しかないトラピストビールを製造する非常に有名な修道院のうちの一つ。神聖な修道院で作られるトラストビールはビール好きな人なら一度は飲んでみたい貴重なビールだとか。

 

修道院の中はハーブ園や神秘的な雰囲気で漂っていて本当に美しいの一言。

 

フランスの国境に位置しているためフランスからの人々もたくさん。

 

わたしはお酒はほぼ飲めないのですが、この修道院を訪れて本当に良い体験をしました。修道院はその歴史と精神的な生活で有名ですが、トラピストビールOrvalとチーズの現地生産でも有名です。入場料は6ユーロ。

オルヴァル(オーバル)ビールからの収入は、社会福祉事業と建物の維持管理に使用されています。トラピストビールと承認されるには、修道院内に醸造所があり、修道僧のみが管理し、売上は社会福祉事業と修道院の維持だけに使用するという3つの条件をパスしなければなりません。

 

オーヴァルビールは高発酵でユニークなフルーティーで苦い味。 1931年に初めて醸造され、その比類のない味は、使用する水、ホップ、酵母の品質に起因しています。

なぜ修道院でビール?と思っていたのですが、この修道院を訪れて謎が解けました。トラピストビールは、昔ヨーロッパでは生水が不衛生であったため、多くの人々がペスト菌やコレラ菌などの伝染病にかかり、命を落としていました。修道院は人々を伝染病から守るために生水を一度沸騰して醸造するビールを生水より安全として民衆に飲むことを推奨したのが始まりと言われています。現在でも精神の修行として行われる42日間の断食の際もビールだけは栄養源として許されているとか。

興味深いです。英語になりますがオーヴァル修道院の歴史をたどるでオーヴァルビールについてさらに学べます。

 

写真はあまり撮らなかったのですが、オーヴァルビールがどうやって作られているのか知ることができるミュージアムや、博物館もあり、歴史が好きな私にとっては非常に興味深い場所でした。

おみやげにオーヴァルビールのグラスと栓抜きを購入。お土産屋さんには貴重なオーヴァルビールを軽く5箱、10箱買いする人々で賑わっていました。

 

ビールは修道院の外で楽しめます。

 


 

オーヴァルビール!私は弱めのOrval vertを注文。ビールを飲めない私が飲めたのにびっくり。

 

 

 

あまりお腹がすいていなかったので軽めのランチをしました。

 

 

そのあとはベルギーで最も美しい街の一つに選ばれているシャスピエールへ。

ここの街にきて気づいたのが時間の流れがとってもゆっくりしていたこと。

 

一言で表すとドリームランド。

 

地上の楽園?

 

人々の優しい笑顔、笑い声、川で泳いではしゃぐ子供たち・・

 

そして年に数回行われている自然を楽しむフェスティバルがシャスピエールで開催されていました。

 

 

自然を心から愛するアーティストたちのクラフト作品がたくさん。

 

 

私は手作りジャムを購入。

 

ジャムの名前は“私の庭のガーデンからの贈り物。”

 

おじさんは、とにかく食べれば分かるから、また来てねと終始にこにこ。

 

 

本好きの私がハーブの本を手に取っていたら、木でアートクラフトを作っている女性が来て、

 

あ、その本ね、80年代の本で売り物ではないの。私のお気に入りの古本なの。

良かったらここで読んでいって。

 

と言う。

 

 

私はそのハーブの古本を開くとなんだか懐かしい匂いがした。

 

 

 

はしゃぐ子供たち。川で魚釣り。

 

 

シンプルに自然に寄り添って生活する人々の人々。

 

ヨーロッパの美しい田舎町。

 

 

最後にフランスとの国境に近い町、シャスピエールから10kmのところにあるブイヨンを訪れました。リュクサンブール州ブリュッセルの南東160kmの小さな町。丘の上にある美しい古城が町のシンボル。

 

 

夜はベジタリアンディナーを楽しんで、川沿いを歩きました。

 

 

夜の古城はとても神秘的。

 

 

川沿い。

 

 

私はやっぱり都会よりヨーロッパの小さな田舎町が好きです。

こちらのわたしのウェブサイトでもプラントベースのレシピ、ナチュラルライフを紹介しています。

https://radha.themedia.jp/

 

ベルギーワロン地方を訪ねた休日でした。