ある日、地球お母さんとお話ししていたら、

地球お母さんは何故かゴキブリの話しをわたしにしてきました。



えっゴキブリ?と不思議に思いながらも耳を傾けると、地球お母さんはいいました。



ゴキブリってね


みんなの汚いものを、ぜんぶ受け入れてくれてるのよ


みんなの代わりにこの地球をキレイにしてくれてるの


だからこの地球にはなくてはならい大切な存在なのよ


と地球お母さんは言ったのです。



わたしはそれを聞いてから、ゴキブリのことが気になったので、調べてみることにしました。



すると…

なんとまぁ、どうやらほんとうに汚れを取ってくれているみたいで、


ゴキブリがいなかったら生態系が崩れるとか、なんたらかんたら…。


ゴキブリは森の掃除屋さんで、地球の環境を守る重要な役割を果たしているのだそう。


落ち葉や朽ち木、動物の死骸や、菌類を食べ、それを土に還していて、

自然と人間の生活を支えてくれている昆虫で、分解者としての役目を担っているのだとか。



ゴキブリすごい。

地球お母さんのいうとおりだった。


ゴキブリも必要だからこそ、この世界に存在していて、みんなの役に立っているんだね。



ゴキブリさん。

わたしはあなたのことを少しだけ知って、

あなたにバッタリ出会いたい気持ちと出会いたくない気持ちで、今とても複雑な気持ちになっています。


もしもあなたに偶然会ったなら、

いつも地球を綺麗にしてくれてありがとうと言いたいところですが、

たぶん、いや間違いなく、わたしは無意識の反応によって、恐れおののき、ぎゃぁぁあと大声で叫びながら、

あなたの前から立ち去ってしまうことでしょう…。


どうかどうか…。

こんなわたしをお許しください…。