舞台もいろいろ
1月21日に青山劇場に『オアシスと砂漠』のゲネプロ(本番通りの舞台稽古)を見に行きました。若いエネルギー爆発の胸キュンなストーリーでした。
我が教え子の中村太亮と北林明日香も出演しています。教え子の舞台を見る時は、すっかりPTAです。
主演のケンケン(鎌刈健太くん)もかっこよかったし、爽やかな舞台になってました。
1月22日には、テアトルエコーの芝居『蛍の頃』を見に行きました。
こちらはベテランの方々の芝居で、大人のテイストで、渋く、滑稽で、そして切ない。
なんだか二日で両極端の芝居を見たような気分です。
一口に舞台と言っても、色々あります。演技には正解がありません。
芝居の勉強には終わりがないと言う事です。
私自身にも、まだまだ無限の可能性があると信じて頑張っています。
声優志望の方で「なかなか感情を乗せて上手く演技ができない」と言うコメントがありました。
私も自分が上手いだなんて、一度も思った事がありません。毎回反省です。
ましてや新人の頃は、恥ずかしいほどにヘタクソでした。(デビュー作の『コンバトラーV』のDVDを見ると顔から火が出ます。キャッ!)
でも今の声優・俳優志望の人は恵まれていると思います。私の新人の頃と違って養成所がたくさんある…すなわち勉強する場所があるからです。
私は若い人の演技指導をしていますが、最終的に声優や俳優を目指す人には、「続けて下さい」としか言えません。声優も俳優も、花開く時期は誰にも分からないからです。
早い時期に満開になって枯れてしまう人もいれば、何度も何度も花を咲かす人もいるし、ずっと蕾で遅咲きの人もいれば、蕾のまま終わってしまう人もいます。
だから私は、声優や俳優と言うのは職業ではなく『生き方』なのだと思っています。声優や俳優として生きていく…。
我々の仕事には、何の保障もありません。でも、定年もないのです。(退職金もないけど…)
『場』さえあれば、続けるも辞めるも自分次第。元気であれば、死ぬまで続ける事も可能なのです。
その『場』を皆さんに提供したくて、私は養成所・ミツヤプロジェクトと劇団アルターエゴの主宰をしています。
特に劇団は、自分が役者をやり続けるための『場』として大切にしています。芝居は一人では出来ませんからね。仲間との化学反応が必要不可欠ですから。
そうです。私、まだまだ枯れたくありません。まだまだ死ぬまでに、何回も花を咲かせたいと思っております。
応援の程、よろしくお願いします。
【1月21日のひとりじょうず】
朝はバナナ2本。コーヒー。
昼はかき揚げうどん。
夜はコンビニのサンドイッチ。
移動が多く、予定がつまっていたので、お粗末な食生活でした。トホホ…
万歩計は6924歩。なかなか万歩歩けません。トホホ…
著者近影。髪を短く切りました。似合う?