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8月12日の乳腺外科外来で、1番長く時間を費やしたのは母の乳癌の話と遺伝子検査の話。
イノッチ先生に色々聞いてもらいました
その記録。
エコーで右側のポコポコを重点的にに診てもらった後、そのまま先生がリュープリンの準備を始めたところで。。
『先生、母が今度は乳癌になっちゃいまして
』
先生の準備する手が一瞬止まった気がしたけど、私はそのまま話し続けました。
『2回目なんです。1回目は16年前に私と同じ左で、温存して放射線かけてホルモン剤5年飲みました。〇〇病院でオペして、術後7年くらいCTでフォローしてもらっていたんですけど、7年か8年目にパーキンソン病を発症して、そこから検診もいかなくなって今にいたるんですけど、しこりができて』
『反対側にできたの
』
『はい、右側です』
一旦、リュープリン🍮の注入💉
診察室に戻ったら、先生、ヒヤリングのメモを用意し始めていた。
聞かれたこと
母の今の年齢と1回目の時の年齢→9月で80歳、1回目は63歳
私の兄弟姉妹と子供がいるか→姉もシングル子なし
父は健在か、亡くなってると言ったらその死因→
80歳で多発性骨髄腫
母の兄弟姉妹は→1人だけ妹がいたけど4歳で亡くなっている。死因は食中毒って聞いたような、戦後すぐくらいの昔なのでよく分からない
父の兄弟姉妹は何人いるか、その性別順に、生存か故人かも。父含めて7人→女女男女父女女で全員病気せずに元気
母方の祖父母の亡くなった年齢と死因
祖父→93歳心筋梗塞、祖母85歳大腸癌
母方祖父の兄弟姉妹と死因→8人ということしか分からない
母方祖母の兄弟姉妹と死因→祖母が真ん中で兄と妹、兄は私が産まれた時すでに他界していて死因わからず、妹は脳梗塞で祖母より早く亡くなっている
先生はメモに家系図を書きながらヒヤリング。
『気になるのは遺伝性乳癌かどうかなんだけどね、
なんとも言えないかなぁ。お母さんが両側乳癌だから検査対象にはなるけど。実際、くぅちゃん家族よりももっと癌の親族が多い人でも遺伝性乳癌って診断される人は少ないから。くぅちゃんのところは、おばあさんも大腸癌だけれどもそんなにこれは影響あるとは考えない』
『私も遺伝性乳癌のことは前から気になっていたけど、母が両側になったことで一層気になり始めて
私、母とすごく体質が似てて子宮筋腫もやってるので、あと右のポコポコも怪しいじゃないですか』
『子宮筋腫はいくつの時だっけ
お母さんとくぅちゃん』
『母は42歳でその時、子宮も卵巣もとりました。私は38歳で、出産出来る年齢だったし、内視鏡で取れたので子宮も卵巣も残したんだけど、だから私は母よりも若い年齢で乳癌になったのかなってずっと思ってました
、ホルモン陽性だから。。』
『うーん、そうは言っても残して良かったと思うよ。その年齢でとったら、更年期が早く来て、骨粗鬆症になったり大変だと思う』
『
そうですよね、母は45歳くらいから骨粗鬆症になってましたもん』
『遺伝子検査は血液検査で簡単に調べられて、くぅちゃんの場合は保険適用になるけど、保険適用でも6万円くらいかかっちゃう。もし調べるならお母さんを先に調べればいいと思う。お母さん保険1割か2割でしょう
それで遺伝子に何か見つかったら、それだけをくぅちゃんが調べればいい。ただこの検査はお母さんにはなんのメリットもないです。くぅちゃんとお姉さんのためだけにやる検査ってことになります』
『遺伝性乳癌ということが分かったら、卵巣を取ることは強く勧めます。卵巣がんは本当に見つけづらいからね。静かにできて見つけた時は結構進んじゃっていることが多い』
『遺伝性乳癌って分かってもオペしない人もいますよね
そういう人はどうするんですか
』
『卵巣はエコーと腫瘍マーカーで3ヶ月ごとくらいの検査をしていくしかないかなぁ。でも腫瘍マーカーは当てにならないから。。手術がベストだし強く勧めます』
遺伝性乳癌のお話はこんなところ。。
イノッチ先生に聞いてもらおうとは思ってたけど、こんなに色々お話してくれると思わなかったので、やっぱりイノッチ先生は患者の気持ちに寄り添ってくれる良い先生です
母の受診のことも相談したので、次に続きます。。そこで少しブラックなイノッチ先生が登場しますけどねそれは次のブログで。。
新しくスタートしたブログでは、何か1枚は写真を載せようかなと思ってます。
今日の1枚はブログとは全く関係ありません