石段の下では、近くの大名屋敷の家臣たちが、
拍手で出迎えてくれました![]()
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どうやらこの様子を見ていたようですね。
そりゃそうですよね・・・
馬で名物の石段を駆け上がるだけでも目立つのに、
途中で危機一髪![]()
しかも救世主の小藤次さん登場![]()
これは注目の的です![]()
観右衛門さんが、
「赤目様、見事な助勢にございました。」
と声をかけました。
「なんの鶏さえあの若武者の眼前を
飛び過ぎなければ、馬が立ち竦むこともなかった。
さすれば、見事に愛宕山の八十六段
上り切っておられましたよ。」
と小藤次さん。
若武者・板鳥さんの話をしていると、
「久慈屋の大番頭、そのほうの知り合いか。」
と観右衛門さんに声をかけた方が。
観右衛門さんが走り出したのを見て、
門を飛び出したところで、
この一部始終を見ていたようですね。
「大番頭、もしやして赤目小藤次どのではないか。」
この方、大和小泉藩の御用人で「寒河江八兵衛」さん。
寒河江さんももちろん小藤次さんの名を知っております![]()
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「この御仁が肥前鍋島様ら四家の行列を震撼せしめたか。
なんとも小さな身の丈じゃが、
石段を駆け上がられた時の迅速、
御鑓拝借の勇者ならではの身のこなしであったわ。
よいか、大番頭。
次の機会にも赤目どのをわが屋敷に連れて参れ。
酒をたっぷりと用意して待っておるでな。」
・・・小藤次さんモテモテ![]()
勇者・小藤次さんの人気はとどまることをしりませんね![]()
さて、次の掛取りのお屋敷へと向かう3人。
途中のお米屋さんではなにやら人だかり・・・
樽屋さんが公金を横領して自殺した事件、
江戸の米の価格を調整する米会所とも
つながりがあったようで、
当分騒ぎは続きそうです。
次に訪れたのは尾張犬山藩成瀬家35000石の上屋敷。
こちらのご用人さんは碁が大好き。
長くなるかもしれないという観右衛門さんに、
「国三さんと御堀を見下ろす土手にて
日向ぼっこなんぞをしております。
ご用人どののお相手を存分に務めておいでなされ。」
そう言って小藤次さんと国三さんは、
土手で日向ぼっこ![]()
小藤次さんの勧めもあって、国三さんはお昼寝。
もちろん百両入った風呂敷包みは、
首にしっかり結び付けております。
国三さんを警護すると言った小藤次さんも、
揺れる木漏れ日についうとうと・・・![]()
そこで見たのは、想い人・おりょうさんの夢でした![]()
目を覚ました小藤次さん、
近々おりょうさんを訪ねようと心に極めます。
そこへ用事を終えた観右衛門さんがやってきました。
国三さんを起こして土手の上へ上がります。
ここでの集金は300両![]()
あわせて400両を国三さんが背負います。
そして3人は最後の家へと向かいました。
次回へ続く![]()