宿に着いた小藤次さん一行は、
雨
に濡れた体をお風呂
で温め、
いい気分
駿太郎くんもいい気分![]()
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でも話題は泉蔵さんのことに・・・
どうしたらいいものかという昌右衛門さんに、
「主の娘御に横恋慕したうえ主に盾つき、
浪人ややくざ者を雇っての狼藉、
もはや情状の余地はございますまい。
この次、姿を見せたときが泉蔵の最後です。」
小藤次さんはそう答えます。
「致し方ございませんな。
水戸街道なればどちらでも融通が利きます、
赤目様存分に腕をふるって下され。」
昌右衛門さん、小藤次さんに後腐れのないような
始末を求めているようです。
どうちらでも・・・つまり騒ぎを起こしても、
江戸にも水戸にもお役人に知り合いがいるので、
なんとかうまく解決できる![]()
さすが久慈屋の昌右衛門さん![]()
小藤次さんとのタッグはある意味すごいかも・・・![]()
さて小藤次さん、この夜は夢うつつで何度も
街道を馬が走りぬける音を耳にしました。
朝方目覚めると外は激しい雨![]()
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小藤次さんは、もう何度も読み返したおりょうさんの
手紙
をそっと広げて顔に押し当てました。
おりょうさんのいい匂いがほんのりするようです・・・![]()
勿論何度も読んでいるので文面はすべて暗記![]()
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お懐かしき赤目小藤次様
駿太郎様に会いとうてお長屋に参りましたが
明日水戸へ参られるとか。
おりょうは日夜赤目様と駿太郎様の道中ご無事を
神仏に祈願しております。
水戸からお戻りになられた頃、お伺いします。
おりょう
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小藤次さんがお手紙を畳んだとき、
起きたと思ったのか昌右衛門さんが襖を開けました。
どうやら雨が続きそうなので今日はここに足止め![]()
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おやえさんも足に肉刺を作っているし、
何より着物も生乾き・・・
ここで二度寝しようと、二人は布団へ逆戻り。
しばらくして駿太郎くんの泣き声で起こされます。
すると小僧の国三さんが飛んできてオムツ替え。
おやえさんも手伝いに来てくれたので、
小藤次さんは囲炉裏端でお茶を飲むことに![]()
久慈屋さんが泊る宿はいつも決まったところ。
そのためいつどの宿に泊っても、
扱いは丁重なのです、さすが大店は違う![]()
さてこの宿のご主人から、金蔵破りの詳しい
お話を聞くことが出来ました。
それによると、破られたのはお城の御金蔵ではなく、
御金座の後藤家でした。
金座は小判などを鋳造するところで、
代々後藤家が世襲してきました。
そこの泥棒が入り7000両もの大金
を
盗まれたそうです。
普段は人の出入りもかなり厳しく調べられるのに、
あっさりと人が入り込んだところを見ると、
どうやら内情に詳しいものが一味の中にいるようです。
お堀に待たせておいた舟に盗んだお金を乗せ、
大川へと逃げたようです。
どうやら小藤次さんたちと偶然同じ道を辿っているのかも・・・
次回へ続く![]()