竹薮蕎麦の騒動を解決した小藤次さんは、
久慈屋さんへと舟で戻ってきました。
船着場では、小僧の国三さんが心配顔で
小藤次さんの帰りを待っておりました![]()
駿太郎くんはもうすっかり休んでいる様子![]()
国三さんの心配は、明日ちゃんと連れて行って
もらえるかどうか・・・
そんな心配いらないのにね・・・![]()
大番頭の観右衛門さんにせかされて、
国三さんはようやく部屋へ上がっていきました。
「得意先で引きとめられましたかな。」
という観右衛門さんに小藤次さんは、
今日の事件のことを話します。
観右衛門さんもいつものことながら驚いております![]()
「大番頭さん、それがしも長屋に一旦戻る所存じゃが、
なんぞ聞いておくことがあろうか。」
と聞く小藤次さんに、大番頭さんは
「ございます。」
といって話し始めます。その内容は・・・
今日、店じまいの後、三番番頭の泉蔵さんが、
主の昌右衛門さんに直談判をしました![]()
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もちろん観右衛門さんもその場に呼ばれております。
内容は手代の浩介さんと昌右衛門さんの
娘・おやえさんのこと。
泉蔵さんの言い分は、浩介さんが若旦那になるようなら、
久慈屋さんにこれ以上勤めることは出来ない![]()
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だからはっきりした真相を教えてくれということでした。
詰め寄る泉蔵さんは両目が据わっていたそうです![]()
昌右衛門さんが、
「この話、奉公人が関わる筋合いのものではない。
久慈屋の奥とお店に関わる大事、
時がくればちゃんと奉公人一同に話します。」
と答えても、泉蔵さん引き下がりません![]()
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あんまりしつこいので観右衛門さんが、
「一奉公人の分際で差し出がましいことを
するでない![]()
」
と怒鳴りつけると、泉蔵さん今にも掴みかからんばかりに
観右衛門さんを睨みつけます![]()
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そこで、観右衛門さんは大番頭の権限で、
泉蔵さんを一時休職にし、実家に戻っていなさいと
店から追い出しました。
他にも店内には仲間がいたようですが、
この一件で大人しくしているようです![]()
で、本当は昌右衛門さんが水戸から帰ってから、
浩介さんとおやえさんのことをみんなに話すはずでしたが、
泉蔵さんのこともあったので、
明日、皆が水戸へ発った後、観右衛門さんが
奉公人の皆さんに報告することになりました。
「よき思案にございましょう。」
と答えた小藤次さん、午前4時頃には戻ってくると告げ、
店をあとにして船着場へ向かいました。
と、そこに人影が・・・
三番番頭の泉蔵さんでした。
たしなめるように忠告する小藤次さんに対し、
「分ったようなことを言いやがって、覚えてなされ。」
そういって走り去りました。
う~ん、なんだか騒動の火種が大きくなりそうですね![]()
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さて、留守中の小藤次さんの長屋には、
なんと小藤次さんの想い人・おりょうさんが、
小藤次さんに会いに来ておりました![]()
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残念ながら会うことは出来ませんでしたが、
水戸から帰った頃また来ますと伝言![]()
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部屋にはお手紙が置いてあります![]()
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そこはかと香るおりょうさんのお香の匂い・・・
興味津々の勝五郎さんを追い立てるように、
小藤次さんは長屋の障子戸を閉めました。
次回へ続く![]()