さて、作業場のほうでは行灯作りが進められております。
3人1組となり、部品を作りそれを組み立てるのです。
小藤次さんは、前日に見つけてきた古竹を持ってきて
なにやら新作作りに取り組んでおります。
そんな作業中の小藤次さんに代わって、
久慈屋の手代・浩介さんが皆さんの指導をしています。
昨日の間宮さん暗殺未遂事件の影響か、
作業場には重役方の姿は見えず、
皆さん黙々と作業をしております。
さて、小藤次さんが竹とんぼの羽のようなものを
数枚作りあげました。
そしてそれを行灯のに取り付け始めました。
作業場に来ていた久慈屋のご本家・細貝家の
忠左衛門さんも興味津々![]()
さて、休憩がてら皆さんの手を止めさせ、
小藤次さんの新作披露です![]()
今回の新作は、行灯の中に数枚の羽を取り付け、
中に火をつけると、空気が温められ、
そして羽が回るという仕組みのものです![]()
相変わらずのすごい工夫に皆さんあ然です![]()
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さて作業1日目は部品作りで終わりました。
小藤次さんと浩介さんは、忠左衛門さんのお誘いで、
忠左衛門さんが泊っている旅籠へ立ち寄りました。
小藤次さん達は現在太田さん家に泊っておりますが、
水戸藩のご重役の家じゃ2人とも気を遣って・・・
そんな2人の気持ちを察してか、忠左衛門さんが
今日は旅籠に泊れるようにしてくれました。
さて、作業2日目は組立作業です。
9組27人が作り上げた合計は63個。
一番多い組は11個、少ない組は5個。
ずい分差がありますねぇ・・・
夕方、小藤次さんがこれらを点検すると、
「はて困ったのう。63個の行灯のうち、
売り出せるのは20あるかないか。」
う~ん、厳しいですね小藤次先生![]()
最後に、合格できなかった行灯の改良点を指摘し、
どんどん満足いく行灯を作り上げていきました。
さて、ある日の夕方、作業場に静太郎さんが
姿を見せました。その顔はなんだか険しい・・・![]()
作業場のお役人にあとを頼んで、
小藤次さんは静太郎さんと出かけます。
「赤目様、間宮林蔵様が精進一派の手に落ちましてございます。」
静太郎さん達は、『大日本沿海輿地余図』を
必死で探しておりましたが、間宮さんもまた、
精進一派の内情を探っていたようです。
その結果やはり、『大日本沿海輿地余図』は
精進一派の手にあったようです。
ところが、お城に呼び出された精進さんは
知らない
知らない
と押し通しました。
その矢先、精進一派は間宮さんと接触したようで、
昨夜から間宮さん行方不明![]()
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どうやら精進さん家に連れ込まれているようです。
小藤次さんが静太郎さんに呼び出しの内容を
聞いてみますが、どうやら太田家老直々のものらしく、
静太郎さんも詳しくは分らないようです。
さて、精進さんの屋敷近くに設けられた本営に着くと、
早速ご家老の元へと向かいます。
「お呼びにより赤目小藤次参上致しました。」
「御鑓拝借のそなたの腕を借り受けたい。」
「それがしに、なにをせよと仰せられるので。」
と、太田家老は精進屋敷の絵図面に目を落としました。
2時間後、太田家老の元から出てきた小藤次さん、
のどからからです![]()
本営近くのお寺が炊き出しの場所となっていたので、
そこへご案内。
小藤次さんがのど渇いた
というと・・・
もちろん
お酒![]()
でもお寺だから適当な・・・小藤次さん向きの
盃がありません。
というわけで代用品・すり鉢
・・・すり鉢![]()
4升入った・・・一升瓶4本分。
まずこれを一気飲み![]()
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で2杯目をゆっくり味わって飲み![]()
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3杯目をほろ酔い気分でゆらりゆれながら飲み![]()
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はい、合計12升![]()
すると、外から銃声が聞こえてきました。
どうやら精進さん家に射撃して、
精進さんをおびき出す作戦のようです。
小藤次さんはゆらりと立ち上がり、静太郎さんに、
「供を願おうか。」
と言いました。12升飲んで対決の場へ・・・
がんばれ小藤次さん![]()
次回へ続く![]()