本日から新たにお送りします、小藤次シリーズ第6弾、
「酔いどれ小藤次留書 騒乱前夜」
(作家は佐伯泰英さん・幻冬舎文庫)
さて前回までのあらすじは次の通り。
大名4家の行列を襲い鑓の穂先を奪い、
お殿様の受けた屈辱を晴らした小藤次さん。
旅先で知り合った久慈屋さんの紹介で、
新兵衛長屋で暮らし始めます。
お金を稼ぐために始めた刃物の研ぎ仕事もどんどんお客が増えて、
日々穏かに暮らし始めた小藤次さんですが、
大名4家等の藩士が「追腹組」を結成し、
幾度となく小藤次さんを付けねらいます。
また、名を上げるためと、見知らぬ刺客に襲われることも。
その一方で、旅先での縁により、
将軍とも親戚の水戸家で行灯作りを教えることに。
そんな小藤次さんに今回はどのような騒動が持ち上がるのか![]()
ここまで読んで興味を持った方、
このあとにはあらすじがすべて書かれますので
「まず自分で読んでみたい
」
という方は、本屋さんへGO![]()
「酔いどれ小藤次留書 騒乱前夜」
・赤目小藤次 → 主人公・来島水軍流の遣い手。
・うづちゃん → 野菜売りの娘さん。
小藤次さんの商いの先生。
・勝五郎さんおきみさん夫婦 → 長屋のおとなりさん。
・歌仙楼 → 小藤次さんの研ぎのお得意先の料理屋さん。
・梅五郎 → 畳屋の親方。小藤次さんの研ぎのお得意先。
・万作 → 曲げ物師の職人。小藤次さんの研ぎのお得意先。
・菊蔵 → 足袋屋・京屋喜平の番頭。
小藤次さんの研ぎのお得意先。
・秀次親分 → 久慈屋さん出入りの岡っ引き。
・新兵衛 → 長屋の元大家さん。痴呆症になってしまいます。
・お麻 → 新兵衛さんの娘さん。
お父さんのかわりに長屋で大家を始めます。
・桂三郎 → お麻のご主人。
・お夕 → お麻・桂三郎夫婦の娘さん。
【久慈屋】
・昌右衛門さん → 久慈屋の旦那様。
小藤次さんのよき理解者。
・観右衛門さん → 久慈屋の大番頭さん。
従業員の中で一番偉いのです。
・国三さん → 久慈屋の小僧さん。
・お花さん → 久慈屋の女中さん。
お父さんが元久慈屋の番頭さんでした。
7月のある朝、小藤次さんは徹夜して朝を迎えました。
前回、芝神明神社の宮司の危機を救ったお礼として、
「孫六兼元」という刀を頂戴し、
研ぎのために新しい砥石を準備し、
高野山で清めた上、研ぎを始めた小藤次さんでしたが、
その刀を一時、刺客に奪われておりました。
刺客を倒し、その刀を取り戻したので、
再度お清めも兼ねて、仕上げの研ぎをしていたのです。
すべての工程を終え、清々しい気持ちで朝を迎えた小藤次さん![]()
しかし、朝ごはんの準備をしようと米びつを覗くと・・・
もう、1回分に満たないお米しかありませんでした![]()
しかも、砥石を買うために所持金は使っちゃったし・・・
水戸家に行ったり、高野山に行ったり、
その他騒動に巻き込まれていたので、
本職の研ぎ仕事はほとんどしていないし・・・
というわけで小藤次さんかなり逼迫した家計なのです![]()
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でも、腹が減ってはいくさができぬ![]()
というわけで、残ったご飯を炊き、
となりのおきみさんからおかずを貰って、
なんとか朝ごはんを済ませました![]()
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茶碗を洗い、お隣に声をかけて、
早速仕事へ出ようとしたときでした。
久慈屋の小僧・国三さんが駆け込んできました。
次回へ続く![]()