さて、小藤次さん、今日は一日長屋で、
行灯つくりのための準備をしておりました。
長屋では、大家の新兵衛さんの娘さん夫婦・
桂三郎さんお麻さん、そして娘のおきみちゃんが
引っ越してきて、新兵衛さんの代わりに
大家の仕事をする事になりました。
小藤次さんが、お隣の勝五郎さんの家で、
お茶を飲みながら休憩していると、
久慈屋さんからのお使いが来ます。
久慈屋では、大番頭・観右衛門さんが、
行灯作りに必要な紙を選んでおいてくれました。
どれも漉き模様の美しいもので、
最上等で、しかも久慈屋さんだ大事にしていた紙だと
いうことがわかります![]()
小藤次さんは、一応賞金狙いのことを観右衛門さんにご報告。
観右衛門さん、ため息つくしかありません・・・![]()
この日、小藤次さんは久しぶりに研ぎの仕事に出ました。
偶然見つけたお蕎麦屋さんで蕎麦を注文。
今日のお昼はうづちゃんと一緒です。
蕎麦代の代わりに、庖丁の研ぎをする事に成りました。
また一件、お客さんが増えました![]()
うづちゃんに旅のお話をする小藤次さん。
今日のお昼は、お蕎麦にうづちゃんのお母さんが握ったおにぎり、
そしてお蕎麦屋さんからのさしいれのお酒![]()
仕事を終え、船を降りると長屋に明りがついておりました。
心当たりの無い小藤次さんは、油断無く戸を開けます![]()
中で待っていたのは、小城藩の伊丹さんと赤穂藩の古田さんでした。
このお2人、一番最初の御鑓騒動で鑓を奪われた藩の藩士で、
小藤次さんとの交渉にあたり、
解決に導いた有能4人組
のうちの2人です。
その後も小藤次さんとは敵味方を越えたお付き合いとなっています。
どうやら2人の耳にも賞金狙いの話が聞こえているようで、
藩内では、その噂を聞いて追腹組の面々が躍起になって、
また小藤次さんに刺客を送り込む・・・という噂が流れているので、
伊丹さんは古田さんと相談の上知らせに来たのです。
・・・遅かったね・・・かなり遅かった・・・![]()
![]()
すでに刺客が出たことを聞いて、伊丹さん愕然・・・![]()
![]()
でも止める手立てはなさそうです。
とりあえず上役と相談すると言う伊丹さんに、
小藤次さんは、水戸への旅の話をし、
水戸藩の久坂家で、水戸藩主の斉修様が、
小城藩のお殿様とこの一件で話し合ってもいい・・・
と言っていると告げました。
もちろん、そんな具体的な話は出なかったのですが、
追腹組の行動を阻止するためにも、ちょっと誇張しました![]()
伊丹さんは大慌て![]()
「それはなりませぬぞ
御三家が乗り出されれば
仲裁がうまくいこうといくまいと小城鍋島家は
恥の上塗りにございます。これ以上の恥辱は御免です。」
「伊丹殿、それがしもこれ以上刺客との戦いは御免だ。」
興奮気味の2人を古田さんがなだめます。
伊丹さんは追腹組の新たなる行動を阻止すると、
険しい表情で約束し、古田さんと長屋を後にします。
※ 御三家 ~ 尾張・紀伊・水戸の3家を言います。
この3藩、初代藩主が徳川家康の息子さん達。
そのため、別格の扱いなのです。
ちなみに水戸黄門は水戸家、暴れん坊将軍で有名な
徳川吉宗は紀伊家の出身です。
次回へ続く![]()