居眠り中に彦左さんが見た夢とは・・・
家光様が竹千代様、弟の忠長様が国松様と
言われていたころの事。
彦左さん、なにやら急いでお城の廊下を走ってます![]()
と、彦左さん棒に引っかかって、思いっきり転倒![]()
「何者だ
」
と見ると、竹千代君と国松君。大成功![]()
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「なんのこれしき
無念残念、悔しいですが、
今日はそれどころではございません
」
と、またまたダッシュして大広間へ![]()
ここには将軍様と奥様、そしてご家来達が集合。
将軍様の跡継ぎを弟の国松君に決めた所でした。
これに彦左さん大反対![]()
普通はお兄さんが跡を継ぐもの、
しかもおじいさんである家康様が竹千代さんを
跡継ぎに決めていたのに・・・なんてこと![]()
しかも兄弟のお母様が竹千代君より、国松君を溺愛![]()
その上、ご家来で国松君派の本多上野介さんが、
「控え、彦左
竹千代様は荒々しく、粗暴。
だから上様(将軍)は国松様を跡継ぎとご決定じゃ。」
と憎らしい言い方![]()
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※ 序列としては、本多さんの方が彦左さんよりずっと上。
本多さんは大名で、彦左さんは旗本なのです。
(まあ、彦左さんは負けてないけどね
)
こうなったら、命を捨てていさめよう![]()
と、将軍様やご家来の前で腹を切ろうとします。
すると将軍様、
「わかった、彦左・・・
皆のもの、将軍の跡継ぎは竹千代とする。」
との仰せ。彦左さん大喜び![]()
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奥様と本多さんはがっかり
そして悔しげ![]()
その帰り道、廊下で竹千代君と国松君と会った彦左さん。
遊びのお相手をしながらも、うれし泣き![]()
そんな話を聞いた家光様はなんだか弟の忠長様と、
お酒を酌み交わしたくなりました![]()
といっても、直接そんなことを言いに行ったり、
突然訪れるなんてできません。
だから、使いのものを向かわせます。
忠長様、大喜び![]()
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どうやらお兄さんのこと大好きな様子です![]()
「行く」と答えようとすると、本多さんが止めます。
理由は、今日の年始のご挨拶。
家光様は一段高いところで皆さんからご挨拶を受けてるのに、
忠長様は廊下で順番を待っている・・・
そのことに胸を締め付けられると言うのです。
それに加えてお母様まで、
お呼びが無いと会えないなんて、かわいそうだ・・・と。
それに答えた忠長様、
「兄上は跡継ぎなので、こうして母上にも甘えられないので、
お気の毒ではありませんか。」
とさわやかな笑顔
さすが忠長様![]()
こうして家光様のもとに喜んでお伺いするとお返事します。
と、別室では・・・忠長派の大名「酒井阿波守」さんがどなたかとお話中。
話というより詰め寄っている感じ・・・
「忠長様が行くまでに始末をつけよ。本多様からのご命令だ。」
と渋いお顔で話しております・・・![]()
なにやらただならぬ雰囲気ですね![]()
お相手の方は、苦しそうな表情で出て行かれます![]()
なんのことだろ・・・
さて、家光様のお部屋ではお酒の準備も整い![]()
あとは忠長様を待つだけ。
一足先に飲み始めようとしておりました。
お付のお女中・お楽さんがお酒をお注ぎして、
家光様が口をつけようとしたその時![]()
さきほどの内緒話のお相手の方が飛び込んできます![]()
「お毒見つかまつります
」
と言って、家光様の盃を取り上げ飲み干します。
そして
「不忠の罪、これにて・・・」と土下座し、立ち上がろうとした瞬間、
口から血を流し苦しみながら倒れます![]()
どうやらお酒には毒が入っていた様子・・・
きっとこの方、毒を入れたものの悩んでいたんですね。
だから「不忠」の罪を死んで償ったわけです![]()
忠長様は、家光様のところに向かう途中の廊下で
この情報を聞きます。
忠長様は兄上の身を心配しますが、
こういう場合のしきたりですぐには会いに行けなくなってしまいます。
忠長様と一緒に廊下にいた本多さん、
「恐ろしいことです![]()
忠長様が飲むはずだったお酒に毒が入っていたとは・・・
」
待てよ・・・その言い方じゃ誤解を招きますよ、本多さん。
それじゃまるで、忠長様に毒を飲ませようとしてたみたいじゃない・・・
それが目的か・・・知らせにきた酒井さんの態度も白々しかったし。
こうして周りの家臣が、悪いほうに悪いほうに持って行っては、
いくら兄弟仲が良くても意思の疎通がうまくいきません・・・![]()
家光様の方では、とりあえず柳生又十郎さんを身辺警護につけ、
調査を進めることにしました。
次回へ続く![]()