ここで前回し忘れた「保下田の久六」さんのお話を。
この方、元は相撲取りで、ギャラや契約のことで雇い主ともめたため、
追分の三五郎さんが相撲取り10人ほどを連れて、頼れる人を探しに。
そこで次郎長さんに出会ったわけです。(相撲常さんも子分になる前はこのお仲間。)
ご飯を食べさせてもらった上に面倒を見てもらい、そのうえ相撲興行も開いてもらいます。
次郎長さん夫婦からかなりの恩を受けたわけです。
それなのに・・・それなのに・・・![]()
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では本日のストーリーへ。
さて前回、保下田の久六さんからひどい仕打ちをうけた次郎長さん一家。
今度は「巾下の長兵衛」さん家にご厄介になる事に。
しかし・・・巾下の長兵衛さん家は、見るからにぼろくて貧しい・・・
それなのに心よく迎え入れてくれたどころか、
障子は張りかえ!飼っている鶏は夕食へ!という精一杯のおもてなし尽くし![]()
その資金は長兵衛や奥さんの着物を質にいれたものでした。
これじゃいけない!!ということで次郎長さんに内緒で子分達は資金調達に。
どうやって?
・・・博打・・・しかも刀を質に入れて・・・しかも着物まで取られて・・・
負けました。![]()
※ この頃の博打を知らない方のために解説しよう!!
白い布に覆われた板(盆といいます)のまわりをお客さんが囲みます。
そして、壺ふりと呼ばれる人が小さな壺状の笊みたいなものにさいころを二つ入れて
盆の上に伏せます。お客さんは奇数(半)か偶数(丁)かを賭けます。
テレビでは板状の札をかけますが、今で言うとなんだろ・・・カジノの色つきのチップみたいなものかな?
結局はお仲さんが刀と着物を取り戻してくれて次郎長さんにはばれませんでした![]()
これだけ子分達は次郎長さん夫婦を慕ってたんですね。
ここでお仲さんはお金の調達と、大政さん小政さんたちに報告のため
ひとまず清水に帰ることに。ボディーガードにはお蝶さんの言いつけで追分の三五郎さんが。
実はこの三五郎さん、お蝶さんから「遺言」を預っているのですが、
それはまた後のお話。
さてある夜次郎長さんが廊下を通りかかると、長兵衛さんと奥さんの話し声が・・・
「お前さん、だんだんお金もなくなってきたし、しばらくの間子分さん達の
着物を預ってはどうだろ?(質に入れるため)」
「でも、次郎長さん夫婦が心配する・・・そうだ!俺の羽織を質に入れよう!!」
「それじゃお前さんが大事なときに着る服がなくなってしまう・・・」
「今の俺には晴れの日なんていうのはしばらく無い。
それに羽織はまた買えるが、お蝶さんの命は買えない・・」
「そうだね、お前さんのいう通りだね。」
なんて素晴らしいご夫婦![]()
久六さんに爪の垢煎じて飲ませたい![]()
「そんなことはだめだ!!羽織を売っちゃいけない!!」
と止めに入る次郎長さんに、長兵衛さんは、
「きっと逆の立場なら次郎長さんも同じことをしただろう。」と優しく語り掛けます。
そんな中、とうとう長兵衛さんの家にも追手の影がちらほら。
それに清水へ帰りたいというお蝶さんの強い希望もあって、
みんなで清水を目指すことに![]()
戸板にお蝶さんをのせて山道を旅します。
しかし、ついに追手が
やむなく次郎長さんたちは追手と戦います![]()
ここで大政さん小政さん達も合流。
やっとのこと追手を追い払ったのですが、
お蝶さんは息をひきとってしまいます![]()
次回へ続く![]()