ブログの更新頻度が下がってるのは、単に恋愛をしてないからです。

だもんで、ここを恋愛ブログにしておくのも無理があるなぁと最近は思い、もっと自由に好きなことを書く場所にしようと思った。
私の好きなこと、ときめけること、ひらめいたあらゆるものごと。(でもそれって恋と似てるわね)
とはいえ、男と女の話も私は大好きであるので、そのネタもたまには投下すると思うけど、あえてコンセプトを決めないでいようと思って。



恋愛をしてないのですよ最近。
5年に渡るチェーン不倫地獄の果て、
今年の頭に、控えめに言って踏んだり蹴ったり、ミソクソな色恋沙汰の負け戦で大怪我をしてからと言うもの、
「どけんかせんといかん」とばかりに、自分立て直しキャンペーンに突入した。

自分を立て直すとは、外に向けていた意識を内に内に戻すということ。

外に求めていた愛や承認を、まず自分自身に与えてあげる、そのことに条件や厳しさはいらないという、目の覚めるような発見があってからというもの、
これは生涯をかけても最優先で取り組むテーマだという閃きがあったもので、時間をかけて自分軸を戻してきた。


ここまでだいたい半年。
まだ完全じゃないけど、
自虐の頻度も、また辛い気持ちを無視する頻度も減ったし、
自分がどういう時に自虐的になるか、ということはよくわかるようになった。





ところで私は美容が好きです。
若い頃なんて、寝ても覚めてもコスメのことを考えていた。
最近は少し落ち着いたけど、でもやっぱり美容と化粧品が好き。
その「好き」は、純粋に、フェティシズム的に、マテリアルとしてコスメが好きというのと(これはただのオタクに近い)、
自分を粧うことで、(誰に見られていなくても!)気分がアガるってのが2つ目と。


で、あとひとつは、
「綺麗じゃない自分には価値がない」
という思い込みがじつはものすごく強く私のコアに根を張っていて、
それで強迫観念的に美容をやってるとこが少しある。

なんでそうなったかってと、
責任感と世間体で自分を縛りまくった母親が、唯一自分の承認欲を満たせるのが、可愛い可愛い一人娘の私だったからです。

私が「可愛い」って褒められると、
母は私以上に嬉しそうだった。(ていうか、私は別に嬉しくなかった。今は嬉しいけど←)

おそらく家計も厳しい中、母は幼い私にたくさんの洋服を買ってくれました。
でもそれは、私が着たい服じゃなくて、「母が着せたい服」
私の着る服について、私の要望が通ったことはなかった。
だから私、「可愛い」と(親にとって都合が良いという意味での)「お利口さん」以外で褒められたことがなかったと思う。

嫌な言い方だけど、母にとってその時の私は、唯一自分の存在意義を確認するためのツールだったし、
私も愛されるために、進んでツールに甘んじた。


「私は可愛いから価値があるのだ(=可愛くない私には価値がない)」と頑なに思っていた少女にとって、
外の世界に出て「実際そこまで可愛くない自分」を知るのは恐怖以外の何でもないわけで。

大人になって、綺麗な女の子や可愛い女の子を見ると、とても不安で、胸がざわざわした。
そのざわざわと不安は、「自己価値の揺らぎ」というものでしょう。
そして罪なき美しい彼女たちの欠点をどうにか見つけて溜飲を下げて、そんな自分の醜さに打ちひしがれて……ということを繰り返してきた。



こんな歴史がガッツリ心に染みついているもので、
それはもう、老舗バーの壁紙のヤニくらい染みついるもので、これを解除するのはほんとに大変だぞと思っている。


で、冒頭の話に戻るけど、
そうやってグラグラグラグラする自尊心を埋め合わせるために、異性からの承認を求めていたんですね。

男の人に愛されて、綺麗だ可愛いってチヤホヤされるときは、自分に価値があると思えるから。

しかも、私は文章を書くのが好きで、たまに仕事で請負ってたこともあるけど、
「物書き」って言えるような実績はない。
文章とはあんまり関係ない、たいして好きでもない仕事をやってて、なんか毎日がパッとしない。

そんなこんなで、「何者でもない自分」であることにも自尊心が傷ついていて、そういう理由もあって異性に走るんだけども、
そんな時に限って、似たような、「何者でもない俺に揺らいでる」男ばっかり引き寄せるんだな、これが。
相手も全力で愛を搾取しにかかって来るから、
尻の毛まで毟られるような(←言い方)
愛がガサガサに枯渇するような、醜聞極まる泥仕合で辛酸を舐め尽くし、それを埋めるためにまた男に走るっていう。
もうエンドレスに思える地獄。5人くらい相手を変えましたかね。そのどれもがだいぶヘビー。(詳しくは過去日記参照)


でも、行くとこまで行って、「もう無理や」となった時に、
ドロドロの真っ暗闇に光が差すのです。

それが、「自分で自分を立て直すしかない」という気づきの意識。
そして、その閃きをもたらしてくれる人の存在。


そっから半年が経って今。


美容強迫症に関しては、中々しぶとそうだし、
そもそも美容自体をやめるつもりは無いけど、

とりあえずどっかに行ってた魂は自分の中に戻ってきてくれたので、
嘘みたいに生きるのが楽になった。
執着を持っている相手もいないし、自分を責めることが格段に減ったし。
仕事でロクでもない目に遭っても(仕事があんまり出来ないので、ロクでもない目に遭うのは遭うのだが)、前みたいに自己嫌悪で灰になるようなことは無くなった。


そうすると、びっくりするくらい、恋愛を求める気持ちが無くなったのだ。
これから一生恋愛をしないかと言ったらそんなことは無いかもしれないけど(こらこら)
少なくとも、「誰か私を愛して!私を求めて!」
という気持ちは無くなった。


これは私の中では、大革命。
5年に渡る、血で血を洗う内乱がついに終結した。
そんな感じだ。



という、極めて晴れ晴れした気分のときほど、過去にゴタゴタした男たちから、殊勝なご機嫌伺いが届いたりするものですね。。。

しかも私、連絡してくる相手が直前にわかるようになってしまった。
べつにわからなくてもいいけど、ゲームみたいで面白いよ。