とにかく今月は金がない。

 
そう思ってスタートさせた6月月初なのに、すでに必要経費で結構な出費になっている。
 
必要経費といっても、光熱費とか食費とか、本質的に生命の維持に関わる費用ではなくて、
 
ひらたくいえば「美容代」。つまるところ、女のランニングコストである。
 
ざっと概要。
 
化粧水(コスメデコルテ)
クレンジングオイル(シュウウエムラ)
コンタクトレンズ(ディファイン。黒目が大きく見えるアレだ)
シャンプー&トリートメント(コタ)
マルチビタミン(なんかアメリカのメーカーの輸入品)
 
いまはドラッグストアに行けば、化粧水もクレンジングも安く買えるし、ヘアケアもそう。サプリだってDHCで買えば価格は5分の1くらい(多分)
 
でもやぱり、「これじゃなくちゃ」というお気に入りをやめて、効果の定かでない安いものにランクダウンするのは勇気がいる。
 
コスパコスパって今はネコも杓子も言う時代だけど、「コストパフォーマンスが良い」=安いって意味じゃない。。。なんてことに拘泥することも、
「これを使わなくちゃ始まらない」って思うのもおそらく思い込みで、意識のガードを外してみたら、案外1000円くらいの化粧水でも満足できるのかもしれないけど。無印の「しっとりタイプ」でもけっこう潤うやん。みたいな。
 

結局、「これほど肌を美しく保つ化粧水はない」とか、「こんなに私の剛毛を柔らかくしてくれるシャンプーはない」とかっていう執着も、言い換えれば美への執着であって、さらに元をたどれば、「綺麗でなくちゃ愛されない」っていう強迫観念が根底にあることは言うまでもない。
 

こう言うことを言うのは品がないと思ってるのからみんな言わないだけで、
 
世界中の男たちが私に恋すればいいのにって、女なら一度くらい思ったことがあるはず。
 

つまりそれはでも、単純な承認欲っていうより「世界中の男たちの中には私の好きなあの人も、私を手酷く振ったあの男も含まれているので、そいつらがみんなまとめて私に恋すればいいのに(よかったのに)そうしたら、私はこんなに傷つくことも、辛い思いをすることもなかったのに」
 
って意味合いが強いものと思われる。
 

不思議なことだが、恋する女子にとって、どこのイケメン大富豪よりも、私の好きなあの人(たとえ、はたから見れば諸々の問題があったとしても)が自分を好きになってくれれば世界一しあわせなのは私だと思える生き物なのだ。

 
女って愚かでかわいい生き物ですね(自己肯定)