4年前に、当時父の会社と取引のあった弁護士の江川に出会った。

江川さんは私が失業中だと父から聞き、私を雇ってくれた。弁護士さん=おじさんだと思っていた私は、彼と初めて会ったとき、あまりにも彼が若くてハンサムなのに驚いた。当時の私は20代後半で、彼は明らかに私より年下に見えた(実際は私よりも6歳上だったけど)。彼はその童顔なルックスとは逆に、仕事に厳しく、クライアントにずばずば物を言い、生意気に見られていた。今思うとそのギャップに惹かれたんだと思う。


しばらくして、私の歓迎会を開いてくれた。そこで、江川さんは独身で、彼女もいないということが判明した。イケ面弁護士さんなのでモテモテに違いないと思っていただけに、意外であった。その日以来、江川さんに対する憧れは益々強くなり、好きだという感情も芽生えてきた。しかし、告白なんてする勇気は全くなく、彼の下で働けることだけで幸せだったし、楽しかった。


そんなある日、事務所で彼と2人きりになった。「ハルコさんはカレシいるの?」と聞かれた。当時の私は、ポールというアメリカ人と遠距離恋愛をしていた(ポールのことは後々ブログに書こうと思う)。私は正直に「アメリカにいます」と答えた。すると、彼は「その彼幸せだね。羨ましいよ」って冗談なのか本気なのかわからないことを言ってきた。


そして、私のときめきは更に強くなっていった。


続く

私はイギリスから帰国してから、両親と東北地方で生活している。


イギリスで勉強してきたことを生かすには、東京で就職するのが一番良かったと思うが、仕事よりも結婚願望の強かった私は、地元での就職を決めた。今思うと、これが間違いだったように思う。というのは、田舎には出会いがない。都会に出ていたら、今頃結婚できていたかというと謎だが、チャンスは明らかに多かったのではないかと思う。


こうやって結婚できない理由を自分ではなく、田舎のせいにしているシラー

彼の名前はジャック。当時の私は19歳で彼は25歳だった。


ジャックとは運命的な出会いを感じた。というのは彼は私の実家のある町で英会話講師として2年間働いていたという。こんな小さなイギリスの町で、私の地元(←かなり田舎)を知っている人に会えた事は奇跡。私たちは恋に落ち、1ヵ月後には一緒に暮していた。


「恋は盲目」と言うけれど、本当にあの頃の私は彼以外は何も見えていなかった。初めてのLOVE、私にとって彼は全てだった。そして私たちは3年間ずーっと一緒だった(彼が他の女性を好きになるまでは)。彼と別れた時は、もう二度と恋なんてできないと本気で思った(←そんなこと思った10年前が懐かしい)。


多分、もうあんなに人を好きになる事も、憎む事もないであろう。