先生 第四話
――――――恋なんて知らない
なんでみんな みんな みんな みんな みんな...
貴方もわかってるんでしょう?
だって 大切な人がいるんじゃない
私にはわからない
恋って なんですか
わからないけど
私にとって一番大切な人は
貴方です
・・・いや
あなたでした―――――――――
?「紗良ーーーーー!」
紗良「望実」
望実「いっしょかえろーっ」
紗良「うん」
そうして 歩き出す
望実「紗良さぁ 何部はいんの?」
紗良「私? バスケ部ー」
望実「やっぱり? だよねー☆
てかさぁ 紗良の担任の先生でしょ?
女バスの顧問」
紗良「あぁ・・・ そんなこと言ってたっけ」
望実「でしょ? あの先生カッコいいよねー♪
今年からだし 若いっしょ?」
紗良「んー まぁね
でもカッコいいかぁ・・・?」
望実「紗良は担任だからわかんないんだよー
ときどき見ると めちゃカッコいいんだよ?」
紗良「え 何 好きなの?」
望実「んなわけないじゃーん!!
あたしの好きなひ...っと
あ!!」
紗良「え? 何?」
望実「またうっかり言うとこだったじゃーん
もー 紗良のバカ!」
紗良「はぁ?
・・・てか好きな人また変わったの?」
望実「えー 普通じゃね?
だって啓吾さぁ ウザいんだもん」
紗良「んー まぁねぇ・・・」
望実「紗良は?」
紗良「えー・・・ 私は・・・
うーん・・・」
気になると言えば
小学校のとき同じクラスだった
本田君ぐらい
でも
好きってわからない
ドキドキする?
・・・人見知りの私にとっては
全くわかりません
望実「・・・変わってないの?」
紗良「まぁ・・・変わってないっちゃ 変わってないな」
望実「誰だよそれーーー」
紗良「あはは。。。」