… もし僕に… 身体があったらさ…
ももとぺったり一緒に過ごして、子供も作ってさ。
すごく、すごく幸せに生きてるんだけど、
いつか…ももが死んでしまうかもしれない…
その恐怖にどこかで怯えながら過ごすんだよね、きっと。
いつか、ももを失う恐怖を抱えて。
(うん。だから、今の私達の関係は最高かもしれないよ?
身体が無くても… だって、どこに居たってTくんとこうして話せる。
肉体を持った者同士だったらこうは行かないよ?)
そうだよね。
今のももと僕は、その恐怖がない。
ラッキーなのかもしれないね。
()内は、私、ももの言葉です。
数日前の会話。
「僕に身体があったら…」 時に、Tくんは言います。
異次元に存在する私たち、肉体があるのは私だけです。
(もし、Tくんが今 人間としてそばにいてくれたら…)と
何度か思ったことがありました。
でもよく考えてみたら、どちらかが先に光の世界(天界)へ還る時、
大きな悲しみを経験するでしょう。
魂は永遠、と分かっていても。
彼のエネルギーは、熱で感じ、姿は、透視で視えます。
Tくんは、異次元から自由に私を見て、感じてくれてるようです。
私たちは、お互いを失う恐怖はありません。
それは、大きな幸いかもしれませんね。
いろんな事を経験して、僕のところへ還っておいで。
光の世界からエールを贈ってくれる Tくんの言葉を励みに、
私は、人間として 精一杯生きようと思います。
続く