こんにちは、ころと申します。



真剣乱舞祭2017の幕が開けて、日本武道館公演に参加させて頂いて、2016年公演から度々聞かれる「公演中に立つのか、立たないのか」の問題について、色々と思うところがあり、今回私の考えをまとめさせて頂きました。


まず、らぶフェスはとても楽しくて素晴らしかったです。
歴代の男士達が出るのも祭りにふさわしいと思いますし、独特の雰囲気の中行われる演劇、ライブは他にないものでやっぱり私は刀ミュが大好きだなと再確認しました。


だからこそ、その素晴らしい時間をより最高なものにする為に、皆さんライブパートでは立ちませんか?と思うのです。


あくまで一個人の意見ですし、私とは反対の意見を思う方もいると思います。決して、私の考えを押し付けたいわけではなく、こういう想いを持ってる人がいることを知って欲しいのです。
そして、座ったままが良いと思って居る方、どっちでも良いと思って居る方たちに今一度、応援する形を考え直すきっかけになれば良いなと思います。


というのも、ミュージカル刀剣乱舞の真剣乱舞祭というのは2.5次元というジャンルの中で「演劇」と「ライブ」のどちらも楽しむことができる唯一の作品だと思うからです。



そして、真剣乱舞祭では1つの作品だけでなく「今までの男士達が総出で出演する」特別な公演というだけでなく、本公演では立たないからこそ、立てる機会を設けてくれた場だとおも思うのです。



あまり私は2.5次元のジャンルに詳しくありませんが、ここまでライブに特化した構成で公演を行い、かつ規模が大きい作品は無いと思います。



演劇にしろ、ライブにしろ演者と運営側だけで作るあげるものではなく、私たち観る側も1つの作品を作る一員だと思います。
だからこそ、キャストの皆さんと「最高の空間を作り上げたい」と、そう思った時にライブパートで立って一緒に盛り上がりたいと強く思います。 


その為に、禁止事項を守ることは大前提ですが、ルールやマナーを守るだけではなく、守ったうえでやれる事を考えていきませんか?


なぜ私がこう考えるか、順を追って書こうと思います。長くなりますが、どうか最後まで読んで頂けると嬉しいです。




① 運営側の意図


まず、去年(2016年)のらぶフェスと今年のらぶフェスで大きく違うのは、公演の構成です。(若干のネタバレになりますがご容赦ください)


去年は、演劇パートとライブパートが入り乱れ、ペンライトの点灯や立つタイミングなども決してわかりやすいものではありませんでした。

今年は演劇から始まり、そして「趣向を変える」という台詞でライブパートへ切り替えていると思います。
そこが、立つタイミングだというアナウンスだと思いますし、そのあとは2部曲で、刀剣男士が出てきて語り出すまではほぼノンストップでライブです。

そこで、ライトを消す指示も出るので、その場面でライブパートは終わりという事だと思います。


ここまで明確であると言うことは、運営側は「演劇」と「ライブ」を切り分けて考えていると受け取れます。

ライブパートへ切り替わりの前にも歌はありますが、ペンライトの点灯は曲によるようです。
「演劇」ということで立つことはNGなのかな?とも捉えられました。


先にも書きましたが、「演劇」と「ライブ」をどちらも楽しめるのが刀ミュ、そしてらぶフェスの良いところだと思っています。








そして、「ライブ」と言うのは立って観るのが前提となっているのが殆どです。






おそらくですが、去年から運営側は立って参加することを想定していたと思います。
ですが、結果立つのか立たないのか中途半端で終わってしまったことを受け、今回構成を分け、台詞を言うことでアナウンスしていると思います。


運営側がライブを想定しているならば、「座って観る」ことをアナウンスする事はないと思っています。
逆に、本来ライブは自由なものなので、立つ事を強制するようなアナウンスを運営からすることも考えにくいと思います。(先にも書きましたが、ライブは立つ事が前提なのが殆どです)






② なぜ立って観て欲しいのかと、座っていて欲しくない理由



前提として、私は「趣向を変える」という台詞の後はライブであると考えます。


その上でキャストの方達は稽古をされているはずで、会場を盛り上げるために沢山考えて練習してくれています。

らぶフェスに参加した事がある方には伝わって欲しいのですが、キャストの皆さんアンサンブルの方達含めて、凄く全力でパフォーマンスしてくれています。


その全力のパフォーマンスに対して、目の前のお客さんが立たずに座っていたら、どう思うでしょうか?
私がキャストの立場ならとても悲しく、悔しく、もどかしい気持ちになります。立って欲しいと願ってしまいます。


というのも、ライブにおいて座っている事は(体調不良などは除く)パフォーマンスに対しての否定になりかねないことだと思うからです。

心の中で楽しんでいたとしても「つまらない」という意思表示になりかねません。

だから、私は座っていて欲しくないと考えています。


私は、全力で盛り上げようとしてくてれている気持ちに対して、全力で応援する事で応えたいです。そのスタートラインが立つことからだと思っています。

その上で、周りに配慮しつつそれぞれ思うことで応援すれば、その思いは座ったままよりも伝わると思いますし、その思いが公演をより良くすると思います。



「立つことによって見えづらくなる」という意見も見かけます。
ですが、立つことによって前の人で見えづらい事はままありますが、ステージは全方位から見えるように、そして高く設営されているので、視界が全て遮断されるような事はほぼありません。

それに、会場には沢山の人が集まっているので、全く遮るものが無いクリアな状況は期待しづらいです。

自分がどういった環境で公演を見られるのかは入ってからでないと分からないことです。それは会場に集まった全ての方に言えることなので、自分が置かれた状況の中で、どうやったら楽しめるのかを考えることも必要なことではないでしょうか?


そして、少し見えづらいだけでつまらなくなるような公演なのでしょうか?
私はそんな事ないと思います。




③まとめ



私がここで伝えたいのは、自分が見たい推しやキャストを見ることも楽しみ方の1つでとても大切なことだと思います。それは否定しません。

ただそれだけでなく、キャストの皆さんがどういったことを望んで居るのか、運営側はどうして欲しいのかを汲み取って、受け取るだけでなく一緒にライブ、公演を作り上げませんか?という事です。


運営もキャストも人です。人が作る以上、相手が何を望んで居るのかを少しでも汲み取れたらもっと良い公演になると思います。

もし、運営側が「座っていて欲しい」と思っているならきちんとアナウンスするはずだと思います。
その逆だからこそアナウンスがないと考えられますし、私自身が公演に参加してみて感じ取ったことも「立つ事を前提としたライブ」でした。


そして、座っていたいと思う方がいるように、立ちたいと思う方もいるかと思います。


運営から正式なアナウンスが欲しいという意見も拝見しました。

ですが、もう少し私たちファンだけで考えて行動して見ませんか?運営にお願いすれば全て解決するかもしませんが、なんでも決めてもらうというのは本当にいい事でしょうか?
もう少しお互い歩み寄って解決して見ませんか?




私は、ミュージカル刀剣乱舞が大好きです。だからこそ作る側が観たいと思っている景色を一緒に作りたいです。
その景色が私も観たいものだからこそ、強くそう思います。

そして、それは私1人では到底できることではないです。

みんな刀ミュが好きで、推しが好きで、キャストが好きで来ているはずだと思います。

そういう仲間が同じ空間に居るのだから、もっと素敵な空間が作れると思います。



決して目立ちたいから立ちたいわけではありません。立つ事が応援の第一歩だと思って居るから立ちたいと思っています。


この考えに少しでも共感してくれたら、らぶフェスで立って応援してみませんか?




もちろん、私の考えに共感できない人も居ると思います。それでも、こういう考えで立ちたいと思って居る人がいることを知って欲しかったですし、応援の仕方を少しでも考えてみるきっかけになれば嬉しいです。



余談ですが、脚本の御笠ノさんと衣装プランナーの小原さんが、Twitterで「ライブハウス武道館へようこそ!」と仰っています。

その言葉で本当は真剣乱舞祭で、皆とどうしたいかなんて分かりますよね?


気になった方は是非その意味を調べてみてください。



ここまで拙い文章ですが、読んで頂きありがとうございます。


できれば、多く方に伝えたいので、拡散して頂けると有り難いです。どんな形でも伝わっていけば良いなと思います。


そして、残りの公演皆んなで楽しみましょうね!!



ころ