彼が職を失って、行き着く先は私のアパートだった。


そこから同棲生活が始まった。


会えなかった分、毎日のように愛し合い、

体が壊れるほど、激しくお互いを求め合った。


私の初めての人。

体も心も全て、私は彼のものになった。



そして、彼も仕事を見つけ、ようやく生活に落ち着きを取り戻したある日、

彼にプロポーズされ、私は快くそれを受け入れた。


親に報告してからは、話がトントン拍子に進み、

半年後には結婚することになった。




彼は東京の運送会社で働いていた。

だから地方に住んでいる私と会えるのは、1ヶ月に1度しかなかった。

寂しい時間を埋めるように、毎日電話で話をした。

電話をすれば1時間や2時間はあっと言う間である。

金銭的に余裕がある私に比べ、

彼はお金がなかった。

だから会いに来れないんだ・・・とボヤいたこともあった。

私はいつでも会いに来れるように、

新幹線のチケットを(回数券)を買い、彼に送った。

それを使って会いにくるようになった。

それから、こんな事を言っていたのを覚えている。

〝限度額が上がったんだ〟

何を意味してるのかわからなかったけど、

上がることはいいことだと思い、

〝よかったじゃん^^〟と言ったのを覚えている。

あれは、サラ金の限度額が上がったという事だったんだと、後で気づいた。

バカな私。

その後、彼の会社が倒産した。

働き場所を失った彼は、私のアパートに転がり込んだ。



なんの物欲もない私は、貯金をし続けた。

半年で100万を超えた

ところが、ある日事件が起きた。

私に彼氏ができたのだ。

初めての彼氏。

短大時代に知り合った人とドライブに行ったり食事に行ったりはしたが、

おそらくお互いに恋愛感情はなかったと思われる。

短大を卒業すると、連絡もまったく取り合わなかったし。

初めて彼氏ができたという喜びに、私は浸った。

でも彼とは遠距離恋愛だった。

1ヶ月に1回という時間の中で、精一杯愛し合った。


この人が私の初体験の人であり、

その後結婚し、夫になる人である。

その後短大を卒業し、不景気に突入していた時期とうこともあり、

就きたい仕事にもつけず、ゴルフ場に就職した。

親には反対された。

短大出てなんでゴルフ場なの?

どうやら、キャディーさんのイメージがあるらしい。

でもしょうがないじゃん、仕事ないんだもん。

その前にとある地方銀行の就職試験を受けていた。

というのも、叔父がその地方銀行のある支店の支店長をしていたこともあって、

銀行はコネだ!と前々から聞いていたこともあり、

支店長の力で銀行に入れるかもしれないと期待をしていたからである。

でも結局面接で落ちた。

就職試験さえパスすれば、コネの場合、面接で落ちるということはまずない。

よっぽど私の印象が悪かったに違いない・・・。

だからゴルフ場に事務兼フロント係として就職した。

出来たてホヤホヤのゴルフ場は、芝もまだ生え揃ってなく、

オープンを半年後に控えた、準備期間中のゴルフ場だった。

準備期間にも関わらず、社員の待遇・給料はまずまず良かった。

手取りで約18万

ボーナスも20万くらいはもらえた。

オープンしてからは、残業時間も増え、週に15時間以上の残業も当たり前だった。

18万の給料に残業手当も加算され、ゆうに20万を超えた給料をもらった。

社員寮(民間アパート1K)に住んでいた私は、

当時、タバコもお酒もギャンブルもすることなく、彼氏もいなかった。

携帯もまだ普及していないときだった。

ショッピングに出かけても、服はあまり買うこともなかった。

お金を消費するということにまったく興味がなく、

物欲も性欲もなかった私に残るのは、

生活費3万を引いた、18万以上の貯蓄だった・・・・・・

あの頃に戻ってみたい(笑)

最初にカード作ったのは、J●B。

短大の時にアメリカ留学したとき、

現金もって歩くの怖いから作った。

限度額5万

プッ(笑)

なんて少ない限度額(笑)

コレ持って海外だなんて、

今なら考えられないわ。

バイトしてお金貯めて、

引き落とし口座に5万入金。

いざ、アメリカへ・・・・

そして帰国(早っ!)笑

結局カード使ったのは2万円だけ。

だって、向こう、機械を通して決済するやつじゃないんだもん。

ガシャンって手動で印字するやつ。

金額間違って書かれたこともあって、

なんか怖いって思っちゃいました。

その後もカードを使うことなく、

ただただ年会費だけ取られ、

10年が過ぎて行きました・・・・