今日は風も強く寒かったですね。皆さま、ワンちゃんニャンちゃんお元気でお過ごしですか?
お正月モードは (遊びも含めて)何だかんだで瞬く間に終わり、今日は皆出掛け、私一人でこたつの中に入り、いろいろ整理したり仕事したりしていました。我が家は閑静な住宅街。聞こえるのは鳥やカラスの鳴き声だけ。大好きなヴァイオリンやピアノを弾く時は近所にまるきこえなので、恥ずかしくてたまりません。
こたつの中にはニャンコ達とワンコ一人、ストーブの前にはもう一人のワンコがぐっすりお昼寝中。暫らくすると、うちで一番体の小さいニャンコのイビキ、というよりこの子の場合はささやきが聞こえてきました。
「にゃ~ん、にゃ~ん」「にい~にい~」(1オクターブ高い)何かドラマを見ているようです、夢の中で。この子は8歳になりますが、声がすごく可愛らしいんです。皆さん子猫の鳴き声聞いたことありますか?「に~、に~い」という。いくつになってもこの子猫のようなトーンが変わらないのです。何夢見ているのかな~、と思った瞬間、こたつの中からワンコのイビキが・・・
「クウ~、くう~」「むしゃむしゃ」「クウ~」…可愛い声だなと思いながらこたつの上で作業を続けていました。暫らくすると大きいニャンコのすごいイビキが聞こえてきました。「ごろにゃ~ん、ごろにゃあ~ん」「にゃ、にゃ、」「にゃあ~ん」(言葉で説明するのは本当に難しいです)
こたつの中をのぞいてみると、このニャンコはおなか丸出しで手と足を思いっきり縦の方向に伸ばして寝ていることが判明。食いしん坊のこのニャンコ、夢の中で何か食べ物を見つけて今にも食べそうな鳴き声です。私はしばし手を休めてこの3人の寝言というかイビキというかに耳を傾けてまったり気分。ところが驚いたことにシンクロが起きたのです。
ストーブの前で丸くなって寝ていたワンちゃんがイビキをかき始めました!「くっ、くっ」「むは~ん」「くっく、くっく・・は~ん」弦楽四重奏ならぬワンニャン四重奏が始まりました。私は目を閉じて、今この瞬間を、この奇跡とも思えるワンニャンのいびきハーモニーにすっかり心を奪われました。なんという安らぎ、平和、癒し・・・
思えば日常ドタバタしている人間の私たちが、今までもこんな瞬間があっただろうに、聞く耳も持たず、こんな精妙な小さな奇跡が起こっているのをずっと知らずに過ごしてきたかもしれません。でもいつでもワンニャンは自然体で人間の目から見れば奇跡とも思えることをずーっとしてきたのでしょう。今日の彼らのハーモニーは、いつまでも心に響き続けるだろうと思います。ワンニャンは最高の秘密の教師です。