土曜の夕方、封切り直後の映画を観に行ってきました。
楽しみにしていたディズニー作品「リメンバー・ミー」です。
感じ方はそれぞれかと思いますが、私個人の感想としては最高の映画でした。
もう最後は大号泣、期待をはるかに超えていました。
主人公ミゲルはメキシコに住む靴職人一家の息子。
音楽が大好きでミュージシャンを夢見ているけれど、遠い昔に起きた悲しい出来事が理由でミゲルの家族は音楽を禁止されています。
そんなミゲルが死者の日に、先祖たちがいる死者の国へ迷い込んでしまいます。
そこで孤独なガイコツのヘクターと出会い、元の世界に戻ろうとする過程でミゲルの家族の重大な秘密に辿り着くのです。
まずは映像の美しさに感動します。
もう最近のアニメはアニメの域を超えてますね。
実写みたいなリアル感と鮮明さです。
色彩豊かな死者の国は本当に素晴らしく、アミューズメントパークみたいです。
プロローグで出てくる切り絵(メキシコの伝統切り絵細工パペル・ピカド)の演出もそこから始まるストーリーへの期待を高めます。
ストーリーは“家族の絆”を軸に、冒険をしていく中でミゲルが成長し大切な物を見付ける、そんな旅として描かれています。
ラスト、ここぞという所で主題歌♪リメンバー・ミーが歌われます。
ぜひ皆さんにも楽しんでいただきたい作品です。
私は宗教的な信仰心はほとんどない人間なんですけどね…。
職業柄か、人間は心臓の動きが止まるか脳の働きが終わればそこが終点だと思っています。
もちろん死者の国なんて作り物の世界だと。
でも(もちろん映画の舞台メキシコと日本では宗教にも違いがありますが)映画を通じ、なぜ人は旅立つ時にお別れの式を執り行い、なぜお盆には迎え火を焚き、なぜ事ある毎に祭壇に手を合わせるのか…、そんな事を改めて考え直すようになりました。
実家のお寺さんが説教で話す事で素直に聴けた話なんて今まで一切なかったですけどね(笑)。
さすがDisney、笑わせて、ほろりとさせ、そしてちょっぴり考えさせる…、いつもの事ながら脱帽です。
そんないい気分で映画館を出て、美味しい夕食を。
贅沢な旬のお料理♪
桜えびのつまみ。
筍の天ぷら。
そして氷下魚(こまい)。
楽しい楽しい週末の夜になりました(*´ω`)