第59回有馬記念。

引退を表明していたラストランのジェンティルドンナが有終の美を飾りました。


希望枠を引けたとこからもう彼女のstoryが始まっていたようですね。

調教は控え気味、JCの疲れもあったでしょうし、女の子の仕上げならこんなもんで良かったんですよね。

冬の中山、この厳しい舞台に大事な貴婦人を送り出してくれた関係者にほんとに感謝です。


パドックの彼女はちょっとテンションが高く見えました。

首の上げ下げは闘志の現れだったようですね。


レースはスローペース。

上手くゲートを出てしっかり位置取り。

かかる事なくラストの直線に。

初めて走る中山のターフ、彼女は何を感じながら走ったのかな?

襲いかかる牡馬を蹴散らすように、最後の力を振り絞りゴールを駆け抜けました。


もう、ゴールの瞬間涙が溢れました。

まだまだ女性が生きにくい時代、大きな力を与えてくれました。

ジェンティル自身、この秋結果を出せずにいました。

良い時も悪い時も、乗り越えた先に7冠という光が待っていました。

私が好きなディープやウオッカに続く7冠馬。

私も夏に手術や入院を経験し、思わぬ体調不良にふて腐れた日もありました。

でも、ジェンティルの力強さにどこか励まされていた気がします。


後方一気のお父さんからは考えられない様な器用な牝馬だったと思います。

牡馬と接触しても怯まない闘志、馬群に包まれても抜け出せる器用さ。

上品で、クレバーで、私にとってはこうありたいと思える理想の女性でした。


歴史的な貴婦人はターフを去ります。

寂しくなりますが、優しい母親になってください。

余談ですが、ジェンティルってすっごく美人さんなんですよ。

優しい優しい瞳なんです。

めんこを被ってない画像、是非とも見てみて下さい(°∀°)b




今言えるのは一言だけ。

ありがとう、ジェンティル。