昨夜何気なく付けていたTVの深夜番組。

聞き慣れた名前が···。

「安藤勝己」。

それは塾講の林先生の番組「痛快生きざま大事典」で、毎回ある人物の生き方を紹介し、そこから学ぼうという内容のものでした。

今回取り上げられたのが「安藤勝己」さんでした。


知らない方には何のこっちゃ?な人ですが、競馬人にとっては馴染み深いお名前。

私のブログにもたま~に出てきますが、私にとっては神様のような人です。

簡単に言えば、2013年1月に引退された元天才騎手、現在は競馬評論家です。

分かりやすい説明をするとすれば···、JRAに移籍する前のオグリキャップに乗っていたのが彼です。

愛称は「アンカツ」、以下こう書かせていただきます。


大変興味深いアンカツさんの騎手生活をざっくりとご紹介。

地方競馬の星、笠松でのトップ騎手だったアンカツさん、41歳という年齢で中央競馬JRAに移籍を希望。

丸坊主の若い青年たちと一緒にJRAの騎手試験を受けるわけです。

内容は体力測定、学科(国語や数学)なんですが、さすがアンカツさん、学科で不合格(笑)。

ま、ルールと言えばルールなんですけどね···(^_^;)

それまでも地方·中央の交流戦等で多くの好成績をおさめてきたアンカツが不合格なんて!!と、移籍を心待ちにしていたファンから抗議が。

翌年からこういった能力の高い騎手が移籍しやすいような特例「アンカツルール(通称)」ができたわけです。

無事翌年合格し、晴れて中央騎手になったんですが、凄いのは彼の努力や才能が世論を動かし、世論がルールを変えたという事。

林先生は彼の生き様を~常識の壁を突き破る力~と話していました。

笠松のトップというポジションに満足せず、その先を見据える姿勢。

孤高の天才には常識の壁も関係なかったようです。

現在JRAには地方競馬出身の騎手が何人もいますが、彼はまさしくそのパイオニアと言えるでしょう。



30分も番組で取り上げられるなんて凄いですね。

競馬に縁の無い方にもアンカツさんを知ってもらえたかと思うとなんだか嬉しいです。

最近はスポーツ新聞等に記事を書いたり、競馬中継の解説をしたり。

解説は···、まあ何ともアンカツさんらしくて(笑)、天才肌と言うか何と言うか···(^_^;)

なかなか面白い解説ですよ。

興味のある方はぜひ日曜午後3時にフジテレビをご覧になってみて下さい。

お洒落な眼鏡とスマートなスーツに身を包んだダンディーなナイスミドルがいたらそれがアンカツさんです。

あ、同じ眼鏡でも、半分酔っぱらったみたいに楽しそうに笑いながら予想してるおじさまは「井崎脩五郎」先生なのでお間違えなく(笑)。


という事で、今回はアンカツこと安藤勝己さんのお話でした。

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