4月に久々に「オペラ座の怪人」を観劇し、今までちょっと苦手意識がありましたがなかなか面白いと思えたので、こちらのDVDをレンタルしてきました。


『Love Never Dies』 2012 アンドリュー·ロイド·ウェバー


今ごろ···って感じですみません汗

オペラ座事件から10年後、舞台はパリからNYに移った「オペラ座の怪人」の続編という設定です。


全体の感想としては、とても楽しめました。

とにかくセットというか、舞台装置というか、サーカスのような演出というか。

実際の舞台で見たら凄い迫力だろうなと思いました。

美しく、不思議な、怪しげな世界観。

引き込まれる感じです。

このセットを見るだけでも価値はあると思います。


で、肝心のスートリーの方ですが···。

もう舞台ファンの方なら見ていると思うので全部書いちゃいますが、何とも驚きの内容です(笑)。

10年という月日は長いもので、それぞれの登場人物が衝撃の変化を遂げてますうひゃあー

まずクリスは母親になってます。

しかもそれは旦那であるラウルの子ではなくファントムとの子···。

これだけですでに昼ドラが書けそうです。

私は「オペラ座の怪人」を見て、クリスとファントムの関係性を、「恋人」よりは「師弟関係」の方を勝手に強く感じていたので、何だか子供がいる事に違和感が涙

そしてラウルはあんなに紳士だったのに、借金まみれの酔っぱらいに···。

時間は人を変えるんですね。。。

メグ親子も何だかちょっと悪い感じになっちゃってます。

メグは怪人の事を慕っちゃってラストは狂気的な事態になっちゃうし、マダムはファントムの為にいろいろしてやったんだから「ファントムは私に感謝しなさいよ」みたいな姿勢だし。

そう考えると、終始変わらずクリスを歪んだ愛で愛し続けるファントムの思いは一貫していていいですね(笑)。

最後はクリスが死んじゃうし。

もう凄い事になってますにこ

役者さんに関しては全く知らないのであまり言えませんが、個人的には映画「オペラ座の怪人」や「オペラ座の怪人25周年記念公演」で演じていらっしゃったファントムやクリスの方が好きでした。

決して今回の役者さんが苦手って訳ではないんですけどね。

それから、歌を日本語歌詞でもまたいつか聞きたいな~なんて思いました。

他の演目でも、海外版の歌の方がしっくりきていいというのは良く分かるんですが、私は結構日本語版も好きなんですよね。

日本語には日本語の美しさがあると思うし···(ただ英語が分からないだけっていうのもありますが···きゃっ)。

浅利先生、お待ちしています笑


さて、見る前から一番気になっていたのが「続編」という点。

だいたい続編を作ると失敗作ってのが多いような気がするんですよね、特に映画とか。

でもこれは結構成功した方だと思うんですが、私だけでしょうか。

私自身があまりオペラ座に思い入れがないからかもしれませんけどね。

私は内容も楽曲もすんなり受け入れられた方でした。

↑内容に関しては上記の通りかなり突っ込み入れながら見ましたが(笑)

楽曲はとてもALWらしいナンバーだったと思います。





余談ですが···、もし私の好きな「アイーダ」「ウィキッド」「CFY」などに続編ができたとしたら···。

アムネリスのその後を描いた内容だったり···。

エルファバとフィエロがその後どこへ行きどんな生活をしたか、とか。

ポリーがボビーを尻に敷き、銀行を切り盛りする話とか···。

あぁ、やっぱり大好きな作品は、そこで完結してくれた方がいいな(笑)。

「エルファバは家事が苦手だった」とか「フィエロ実はその後もグリンダと密会」とか嫌ですから···苦笑

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