世の中には、中身を知ってはいけない物·知らない方がいい物があります。
でもそんなパンドラの箱だからこそ開けてみたくなる···。
私にとってこの映画はパンドラの箱なのか···!?
恐る恐る観てみました。
TSUTAYAで探していたこの古い映画、もう15年も前の物なので、在庫はもちろん無く···。
もう諦めていたのですが、全国の他店舗に在庫があれば取り寄せOKのシステムもあり、今回それを利用して取り寄せてもらいました。
『犬、走る DOG RACE』
1998年 崔洋一監督
もうこう書けば、分かる人なら分かるはず。
そう、私の好きな俳優さんの若かりしお姿が見られる映画なんです。
その点については後程触れるとして、まずは映画の感想から。
新宿の裏世界を描いた作品で、密入国、闇送金、違法賭博、薬物、風俗、暴力団、拳銃所持···、これでもかというくらい悪い事満載です。
汚れきった街の空気が良く描かれていると思います。
日本、中国、韓国。
アジアが入り交じった感じの世界観も好きです。
ヤクザと繋がり、クスリを打って、暴力OKな、とんでもない刑事[中山]を岸谷五朗、中山とつるむ韓国人情報屋[秀吉]を大杉漣。
新興ヤクザ[権藤]を遠藤憲一、その女で中山·秀吉とも繋がる上海美女[桃花]を冨樫真、中山の後輩刑事[佐久間]を香川照之が演じています。
これだけ見ても、かなり豪華なキャストですよね。
みなさん15年前とは言ってもそんなに見た目は変わっておらず、今これだけのキャスト集めて映画をやるには苦労するだろうなというくらい贅沢な布陣です。
ちょっとイッちゃってるような役の岸谷さん、とても色気があってドキドキします。
岸谷さんにべったりな大杉さんも可愛らしくてほっとけない感じ。
ラストはちょっとしんみりな空気で、撮影された頃の時代を感じさせてくれました。
少し大人なシーンもあるのでお勧めは難しいですが、私は結構好きな作品でした。
さて、先程書いたパンドラの箱の件。
私の好きな俳優さんは、上海美女[桃花]の弟[健祐]役で出てきます。
当時彼は23歳位でしょうか。
若すぎて、登場シーンでは現在の彼と同一人物とは思えませんでした。
爽やかでしゅっとしてて···、そんな現在の彼からはほど遠い感じです。
あまりの衝撃で、思わず「ほんとにこの人···?」と、DVDを一時停止してしまいました。
(ひどい書き方になりますがご容赦願います)田舎っぽくって、眉毛激太で、センター分けのロン毛で···。
現在の彼の格好良さを知っているので何とか受け入れられますが、この映画が初見だったら···、まずファンにはならなかったのでは···。
言葉も今と違い、ほんとに覚えたての日本語みたいな発音です。
「もしかしたら、見てはいけない物を見てしまったかも···」
そんな不安を抱えながら進んでいきましたが、時折見せる微妙な表情と現在の演技の表情が少し重なる所があったりしました。
初めは正直このDVDを借りたのをちょっと後悔しました。
でも、これも彼の歴史の1つで、色々な経験全てが今の彼の演技を支えているのかな、と思えたりもしました。
こんな凄い俳優陣の中でお仕事して、おまけにちゃんとした役がついているなんて凄いですもんね。
数シーンだけの登場で、台詞も無い様な役だと想像してましたから、実際見て立派な役で驚きました。
多くの経験や、様々な文化に触れ、彼は15年でとても洗練された気がします。
あのロン毛の田舎のお兄ちゃんを見い出し、可能性を感じた関係者の「見る目」は素晴らしいですね。
当時あの映画を見た何人の人が、健祐を演じる彼が将来素敵な舞台俳優になるなんて想像できたでしょうか?
もしそのまま映像(ドラマや映画)の世界に彼が進んでいたら、どんな風になっていたのかな?
歌やダンスは続けたでしょうか?
見終わってからも、いろいろ考えてしまいました。
このDVD、私にとってはパンドラの箱ではなかったと思います。
もしそうだったとしても、箱の中身は彼のルーツを知る小さな手がかりだった気がします。
視線の動かし方や話し方、15年前の彼を少しだけ知る事ができました。
新宿のヤクザを演じた彼は、15年経ち、今は元気に広島でひねくれ猫を演じているようです
Android携帯からの投稿
でもそんなパンドラの箱だからこそ開けてみたくなる···。
私にとってこの映画はパンドラの箱なのか···!?
恐る恐る観てみました。
TSUTAYAで探していたこの古い映画、もう15年も前の物なので、在庫はもちろん無く···。
もう諦めていたのですが、全国の他店舗に在庫があれば取り寄せOKのシステムもあり、今回それを利用して取り寄せてもらいました。
『犬、走る DOG RACE』
1998年 崔洋一監督
もうこう書けば、分かる人なら分かるはず。
そう、私の好きな俳優さんの若かりしお姿が見られる映画なんです。
その点については後程触れるとして、まずは映画の感想から。
新宿の裏世界を描いた作品で、密入国、闇送金、違法賭博、薬物、風俗、暴力団、拳銃所持···、これでもかというくらい悪い事満載です。
汚れきった街の空気が良く描かれていると思います。
日本、中国、韓国。
アジアが入り交じった感じの世界観も好きです。
ヤクザと繋がり、クスリを打って、暴力OKな、とんでもない刑事[中山]を岸谷五朗、中山とつるむ韓国人情報屋[秀吉]を大杉漣。
新興ヤクザ[権藤]を遠藤憲一、その女で中山·秀吉とも繋がる上海美女[桃花]を冨樫真、中山の後輩刑事[佐久間]を香川照之が演じています。
これだけ見ても、かなり豪華なキャストですよね。
みなさん15年前とは言ってもそんなに見た目は変わっておらず、今これだけのキャスト集めて映画をやるには苦労するだろうなというくらい贅沢な布陣です。
ちょっとイッちゃってるような役の岸谷さん、とても色気があってドキドキします。
岸谷さんにべったりな大杉さんも可愛らしくてほっとけない感じ。
ラストはちょっとしんみりな空気で、撮影された頃の時代を感じさせてくれました。
少し大人なシーンもあるのでお勧めは難しいですが、私は結構好きな作品でした。
さて、先程書いたパンドラの箱の件。
私の好きな俳優さんは、上海美女[桃花]の弟[健祐]役で出てきます。
当時彼は23歳位でしょうか。
若すぎて、登場シーンでは現在の彼と同一人物とは思えませんでした。
爽やかでしゅっとしてて···、そんな現在の彼からはほど遠い感じです。
あまりの衝撃で、思わず「ほんとにこの人···?」と、DVDを一時停止してしまいました。
(ひどい書き方になりますがご容赦願います)田舎っぽくって、眉毛激太で、センター分けのロン毛で···。
現在の彼の格好良さを知っているので何とか受け入れられますが、この映画が初見だったら···、まずファンにはならなかったのでは···。
言葉も今と違い、ほんとに覚えたての日本語みたいな発音です。
「もしかしたら、見てはいけない物を見てしまったかも···」
そんな不安を抱えながら進んでいきましたが、時折見せる微妙な表情と現在の演技の表情が少し重なる所があったりしました。
初めは正直このDVDを借りたのをちょっと後悔しました。
でも、これも彼の歴史の1つで、色々な経験全てが今の彼の演技を支えているのかな、と思えたりもしました。
こんな凄い俳優陣の中でお仕事して、おまけにちゃんとした役がついているなんて凄いですもんね。
数シーンだけの登場で、台詞も無い様な役だと想像してましたから、実際見て立派な役で驚きました。
多くの経験や、様々な文化に触れ、彼は15年でとても洗練された気がします。
あのロン毛の田舎のお兄ちゃんを見い出し、可能性を感じた関係者の「見る目」は素晴らしいですね。
当時あの映画を見た何人の人が、健祐を演じる彼が将来素敵な舞台俳優になるなんて想像できたでしょうか?
もしそのまま映像(ドラマや映画)の世界に彼が進んでいたら、どんな風になっていたのかな?
歌やダンスは続けたでしょうか?
見終わってからも、いろいろ考えてしまいました。
このDVD、私にとってはパンドラの箱ではなかったと思います。
もしそうだったとしても、箱の中身は彼のルーツを知る小さな手がかりだった気がします。
視線の動かし方や話し方、15年前の彼を少しだけ知る事ができました。
新宿のヤクザを演じた彼は、15年経ち、今は元気に広島でひねくれ猫を演じているようです

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