私はいま、日本語を教えています。
レベルはN2中心なので、わりかしレベルが高い人を教えています。
それでも、微妙な日本語文法はミスが出てくるし、とにかく日本語を読むのが難しい。
それで、どうすれば外国語としての日本語が読めるようになるのか、いつも試行錯誤しています。

それで、あるオーストラリア国籍の方から質問されました。相当日本語のレベルは良いです。
彼は日本人の彼女がいるそうですが、最近、言葉のニュアンスの壁を大きく感じるそうです。
自分が伝えたいことが、上手く伝えられない。
もし、彼女がネイティブ並みに英語ができれば問題ないですが、恋人もそういうレベルになければ、
お互いに伝えられないジレンマに悩みます。

私も、その経験がありますし、今もその壁を壊そうとしています。

英語ードイツ語は、そのニュアンスの壁が相当低いです。

しかし、

英語ー日本語、ドイツ語ー日本語は、相当高いです。

数年前までは、
文法上の問題だと思っていました。
しかし、そうではないのです。
たぶん、視点の問題もあるし、
文法や視点から誘発される、思考やマインドの動きの違いもあります。

つまり、文法の問題にくわえて、視点の切り替えをやらねばならなそうだと感じています。

私自身は、長いドイツ文化生活のなかで、自動的にくずされてきて、
だいぶ、その壁が小さくなってしまいました。

では、そういう長い時間をかけてゆっくりくずせない人はどうでしょう、
なにかよい方法はないでしょうか。

そういうわけで、視点切り替えのを授業に実験的に入れはじめました。

英語を学ぶ日本人にもそうですし、
前回は、日本語の授業にも入れました。

英語を構築するときに、どういう想起が行われるのか
日本人がどういうふうに物事をとらえるのか、


結構、これみんな驚きますし、カルチャーショックというか、
お互いに、それぞれ、なぜそういう思考回路にいたるのか、
勉強になるようです。



そういうわけで、今後私の授業は、

音声体系の再構築
文法の点や線の抽象化

にくわえて、

視点の切り替え

がプログラムに入ってくると思います。