何もやらないよりは、何でもやったほうがマシなことは前提に置いておきましょう。
でも、私たちの生きる時代はすでに2015年。

そろそろ効果的な外国語学習が確立されてもよいころだと思います。
いえ、私は知りたいです。絶対知りたいです。

いつも、外国語教授方法で、経験上と理論上でふたつの見解が一致したとき、
これは使えると思って、記事にしています。


シュタイナー思想は、私のテーマでありますが、
実は外国語学習にも非常に使えます。
私がまだドイツ語にうとかったときに読んだシュタイナー解釈本にはだまされました。
(みなさんも気をつけましょう。)

シュタイナーは外国語にうとかった。←それはめちゃくちゃあやまりで、
彼ほど、外国語教授法に精通している人はいないと思います。
彼の外国語教授に関する発言は、まことに素晴らしいものがあります。

で、彼は、思考システムに関するマイスターでもあります。
シュタイナーは思考を捨てろ、なんて言ってないので、
こういったことも気をつけたほうがいいです。

それで、思考が文法構造をつくるわけではない、というようなことも言っています。
つまりですねえ、最初にあるのは”言葉”なんです。
言葉が”思考”を作るんです。

付け加えると、自己意識を確立してから、他人とコミュニケーションをとるわけではなく、
コミュニケーションするから、自己意識が確立されていくんです。


つまり、言葉や言葉によるコミュニケーションによって、人間は作られていきます。

思考は、言葉によって作られるのだから、
言葉がないと、思考できない。

じゃあ、言葉は何に関わってるの?
実は、共感、反感、気持ち、フィーリングと密接なんだよね。
言葉は理解するためだけの道具じゃない。見たり感じたりする方法や仕方の道具でもあるんだよね。
つまり、ようやうく、言葉を獲得すると思考できる。


そうすると、たとえば、英語能をつくりたいのなら、
最初は、見たり、感動したりしながら、言葉そのものに慣れ親しんだほうがよくて、
対象言語のそのものにとっぷりつかんないと、英語思考なんてできっこないんですよね。

日本語で対象言語の文法分析はよいし、

状況→英語作文はできるけど、

日→英語作文がどんだけ大変かお分かりいただけると思います。

バリバリ日本語能の土壌で、日本語エネルギー・日本語思考回路で、英語を書くなんて、私にはとてもじゃないけど、非常に難しいです。
一度、状況を掴まないとならない。
まとまった文章ならまだ良いけど、とくに、一文!とか!状況もはっきりわからない!



でも、学生の学習方法が、まさに日→英語作文が多くて、その質問が多いのが非常に気になります。馬鹿みたいに時間も過ぎていきます。


でも、経験上、
あるレベルまで対象言語にふれていくと、
あるとき、それの思考がはじまります。

だから、多読・多聴はある程度必要かと思います。
やみくもに、聴くんじゃなくて、
①音声面:子音、母音、メロディーなど ②文法面:自制、関係代名詞、冠詞、前置詞の根本機能を個別に先に学んだほうが、聞けるようになるのが早いです。


それに、対象言語をエレガントにする目標は私の夢だけど、そんなストイックにやる必要もない。
少しずつ多言語とその背後に背負う文化を知るだけで、自分の思考や世界が広がるから。
自分の偏見や狭い考えをぶちこわしてくれるから。

私は少なくとも英語とドイツ語の目をつくれたことで、確実に日本文化を客観視できるようになりましたよ。