私は、自分がおばかさんだとわかっています。
だっていつも無謀ですっとんだプランを考えます。
その時に、お金がないとか、才能がないとか、まったく計算しません。
でも、”今日の日”の力を信じています。

無謀なプランをうちたてると、最初に、沢山の人に馬鹿にされます。
私のことがおばかにみえるので、私が何もわかってないから、諭してやろう、という利口な人たちも集まってきます。
「ねえ、君。ドイツの大学に行くのに、幾らかかると思ってる?英語も中途半端でしょ?
 仕事なんてないよ?」

やめなよ、やめなよ、やめなよ
もっと利口になりなよ!

私には本当に意味がわからないんです。だって、その人からお金をいただいているわけでも、私が、ドイツ文学で論文を書くという目標でその人を邪魔するわけでもないんです。

ただ、ドイツ語にひかれていたし、
ドイツ文学が好きで、
ベルリンに行きたかったんです。

周りがうるさいけど、
今日だけは、今日だけは、今日だけは、
そのまま360日×数年
できることを毎日積み重ねてきました。
その利口な人たちの意見とは間逆で、高校生のときに夢見たやりたいことは全部叶えました。


次の課題はもっと大変です。
自分のやろうとしていることと、求められていることが違いすぎて、絶望しました。
私がドイツ語を始めたのは、18歳から。もっともっと前から始めている人もいるし、そもそもはじめから出来る人もいる。

あまりにも無謀にみえて、逃げてしまいました。

要は、ドイツ文学で理論を展開する以前に、私はしっかりドイツ語が出来ていなかったのです。
ドイツに居て、感じました。当たり前に翻訳じゃもちろんだめだし、母語レベルでの理解が必要なんだ。ドイツに居たときに、自分でも結構できるようになったと思っていたのに、見えない大きな壁を感じていました。
しかし、日本語の文化や思想をベースに、なんとなくわかっているだけではダメだ。
外国語が必要な研究は、ものすごい倍の努力が必要なんだ。対象言語がちゃんとできてからがスタートラインなんだ。それは前からわかっていたけど、本当に絶望しました。しかも、私の場合は、英語ではなくドイツ語です。英語も必要です。


ずるすることはできるかもしれない。
日本で、なんとなくやることができるかもしれない。

でも、私はやっぱり、ばかだから、利口な選択ができなかったんです。

見た目の地位も何もいらない。
たしかな、たしかな実力が欲しい。だから、ひきこもりを選びました。

そうやって、お金が必要ない実家に帰って、数年がたってしまいました。
でも、ものすごく読めるようになってきました。スピードも違います。
毎日、毎日、ひたすら読んできました。

そして、いよいよ見つけたんです!母語レベルの感覚にあげるヒント!
そして、気がついたんです。いまこそ、覚悟しなければ!!
私の課題は、ここを乗り越えることなんです。本当に本当に他人は関係ないし、比べる必要はないんです。
ドイツに移住してきた人とか、はじめからバイリンガルのひともいました。とくにヨーロッパの人にはそういう人が沢山います。
その人たちには必要のない課題です。もっと早いうちにその課題から正面から取り組んできた友人たちは、もうものすごいレベルで仕事しています。
でも、私には、必要な課題です。私にぴったりの課題です。
私だけの課題です。その先に大きな贈り物があります。見えます。

そして、掴んだことをシェアしたいです。
複数言語を母語レベルにすること。
(100パーセントは無理だとしても)
その先に、私のやりたいことがあります!


もう、周りの意見なんてどうでもいいです。
もちろん、師匠の話はしっかり心に刻みます。