たとえば真珠みたいに | ひねもすのたり

たとえば真珠みたいに



人を惹きつける魅力は

人生の経験を積み重ねるほどに

増してゆく。



比べて何が、と

はっきりと言えるものではないけれど


しっとりした重みでもあり

余裕を感じさせるやわらかさでもあり

少しずつ磨かれてきたつやっぽさでもある。



きらきら外側が輝くというよりも

内側から光がもれ出すという感じ。



もちろん誰もがそうなれる訳ではない。



きっといろんな経験が

さまざまに化学反応を起こして

その人特有の

光というか音というか匂いをつくり出す。



それを考えると

自分がしてきたことが

どんなにささやかなことでも

自分には無駄だと思えることでも

どこかで自分を輝かせる元になる。



好きなことを一生懸命するのはできるけど

そうでないことにも精一杯力を注ぐ

ひたむきさを持つことが大事なんだろう。



昔、友人が教えてくれた。


無駄だと思っても

一生懸命取り組んでいれば

次に繋がって行くと。



今していることが

自分には無益以外のなにものでもないと

毎日毎日思っていたときだった。



難しいなー、

頭が先行してしまうから。


手を抜くことは

大の得意なんだけど。


150309-1