こんばんは
精神科ナースでスピリチュアルヒーラー
ヴィーナスマインドクリエイターの
陽月逢心です
私が使命に気付くきっかけにもなった、面向きの顔である精神科のナースをしていて感じること
2年前、今いる病棟で現在26歳になる統合失調症の女性と出逢いました
両親が離婚し、母親と3歳上の兄との3人暮らしだった彼女
遺伝的要因も否めませんが、
家庭環境や高校生の時のいじめが誘引の一つになったであろう彼女は、20歳から6年入院しています🏥
日中は一般病棟(閉鎖病棟)で過ごしていますが、夜間は保護室(隔離室)と呼ばれる施錠設備のある個室を使用しています
入院当初は、
叫び声をあげて職員を威嚇し、まともに会話ができない
幼少期からの躾が不足していたと見えて、トイレ以外の場所で用を足してしまう
職員を後ろから足で蹴るなどの暴力行為も頻繁で
職員も自分の身の安全を守りながら、どうやって関係作りをしていけば良いのやら…と
彼女への看護介入について病棟全体で試行錯誤していたと言います
それまで家庭では細やかな関心を向けられていなかった様で、現在でも年齢相応の心の成長が止まっている彼女
親に変わり、看護者に物の分別や集団生活のルールについて根気よく繰り返し指導を受け続け
徐々に距離が縮まり「ごめんなさい」「ありがとうございます」が言える様に
私が出逢った時には、入院当初と比べてだいぶ状況が改善していると聞かされました
けれど、統合失調症の症状に見られる
幻聴とそれに反応しての独語や大声、興奮、
一日中歩き回る多動性は常にあり
時に妄想から暴力行為にまで発展してしまうため、
定期薬では抑えきれず頓服薬や注射が必要な時があり終始行動の見守りが欠かせません
彼女を見ていて辛いのは、
本当の彼女の人格である「大人しくて優しいところ」が心の1番底辺に閉じ込められ複数の別の人格に支配されていたり、
若い女の子なのに現実世界に留まれる時間がほとんどなく、
テレビにすら集中出来ず裸足で大声を出しながら廊下を歩き続けてしまうところです
オシャレをして、友達と出かけたり
時には恋をしたり
社会に出て夢を追いかけることだって
何でも出来る年頃なのに...
けれど彼女は症状が重篤なため、退院や社会復帰はかなり難しいだろうと医師は判断
週に一度ある母親との面会中に、
お母さんのことをこの人が母親“らしい”と表現し、よそよそしい敬語で喋る彼女
今は、自分は病気であるという病識が乏しく寂しさだとか心の痛みを表出することはありません
彼女は発症前に、どれだけ苦しみや孤独を感じてきたのだろうな、、と思います
そんな中、最近嬉しい出来事がありました
母親にずっと提案して来た外出がようやく叶ったんです
母親は彼女の様子を心配し、入院後6年の間一度も一緒に外出をしたことすらありませんでした
1時間でも良いから、
近所のコンビニに行くだけでもと私達は提案しました
それが年末に叶えられた時の、彼女の「コンビニに行った」と嬉しそうに話す姿は
彼女本来の人格そのものでした
まるで、初めてコンビニに連れて行ってもらった小さな子どもの様に喜ぶんです
うちの病院は規模は小さくても古い歴史を持ち、最先端の設備よりも
患者さんとはまるで家族のようなアットホームさを優先とした特徴があるのですが、
閉鎖病棟のため、彼女の様に開放度の制限がある場合には自由な外部との接触が出来ないのはもちろん
テレビも集中して見ていられないため、現在の流行も外部の情報も知りません
興奮状態になった時に頓服薬や注射を使い、他者との接触を避けるために個室に戻って隔離処遇をとったとしても
彼女は叫び歌い、多動によりエネルギーを消費し続けて症状が落ち着くことはありません
例えば頭が痛くて辛い時、早く痛みを和らげたいと藁にもすがる思いで薬を手にするでしょう
風邪をひき熱が出たら、病院で必要な処置を受け一刻も早く治したいと思うでしょう
そして実際に、薬を飲んでしばらく安静にしたら回復に向かいます
原因不明なものや完治が難しい身体疾患を除けば、大抵のものはその内治る見込みがあるとわかるから
健康のありがたみに気付く良い機会とはなっても、いつかまた健康が当たり前の日常に戻っていきます
ずっと共存しなければいけない病気の場合は、病気そのものの完治は無理でもその症状に視点を置いた対症療法で
誤魔化し誤魔化ししながらなんとかやり過ごしていると思います
けれど、私はこの対症療法程辛いものはないと思うんです
私の場合は幼少期の頃からアトピー性皮膚炎があり、24時間365日皮膚の辛い症状と向き合っています
アトピーは難治性疾患だけど生命を脅かすような病ではないからと、昔からあまり積極的に研究がなされている様には思えず
多くの病院では大抵いつもステロイドを出されて、傷のあるゴワゴワの皮膚や辛い副作用と闘ったり
肌を見せるのが嫌だし、刺激があるために好きな洋服が着られない…
普通の人より食べものに敏感だから多くの我慢も強いられているといった、
QOL(生活の質)の低下に人知れず苦しんでいるのは私だけではないはずです
人が本当に求めるのはその苦しさから完全に解放されること
その場しのぎの対症療法ではなく完治すること
医療従事者が言うのはおかしいかも知れませんが、
西洋医学だけでは私自身救われることはないと何年も前に察してしまってから
噂や流行りなどの情報に左右されずに自分できちんと選りすぐって本物を探していきたいとずっと思っていました
私の場合は、26歳の彼女のように色白のキレイなツヤ肌には恵まれなかったけれど
プライバシーが守られた環境で、自分の意思で毎日を自由に選択をしたり、社会に出て使命にも気付く体験も出来た
そう思った時に、人から本当の自由を奪うのは「心の病やそこからの叫び」だと改めて感じたのです
そして、どうして心の問題の多くは対症療法にとどまってしまうのだろう
何年も隔離環境に入院を続けなければならない患者さんがいたり
退院出来たとしても病状によっては、この先一生薬が手放せない生活を送る選択しかない人もいる
外科や産科ナースの様に、新たな出発への喜びを必ずしも共有出来るわけではないのが精神科ナースの葛藤です
よく言われる身体と心は繋がっていると言われる言葉は本当にその通りで、
身体の疾患すらも、実は心の中に蓄積した怒りや悲しみと言った様々な感情や思考から創られているのです
私の恩師である敏腕心理カウンセラーの先生から、ステージⅣの悪性リンパ腫の女性が
放射線治療に加えて心理的なアプローチを取り入れたことで病が消滅した!というミラクルな報告を聞いた時
私がしたかったアプローチはコレだと大きな希望を見いだしました
その女性は、要らない感情や思考からも不治とも思われた病魔からも解放されたのですから
私は今、恩師の元でインナーチャイルドについての学びを深めているところです
恩師の助力の元、何年もずっと自分の心に置き去りにしていた心(インナーチャイルド)を癒し
自分の身近な人や、未だ見ぬこれから出逢う約束をして今世生まれて来た女神達の胸の奥の光を解放するため
ヒーリングやインナーチャイルドヒーリングで働きかけることを自分の使命にしようと決めました
心を扱うとなると、私個人の意見ですが精神科ナースでいるだけでは足りないのです
ナースは、医師の診療の補助や患者さんの療養上のお世話が仕事であり
指示に基づいたケア(与薬や注射を含む)は出来ても、病を〝根本から''改善する直接的な働きかけは出来ません
ナースでいては、いつまでたっても心に出来るアプローチは対症療法止まりだと
26歳の彼女に出逢ったことで、私本来の今世の使命に目覚めることが出来ました
だからこそ、表向きはナースというリアリティを持ったヒーラーだけれど
一方では、もう一つの顔であるスピリチュアルヒーラーでもあろうと思うのです
出逢う人の心に愛と感謝の光を届けられるよう祈りながら…
陽月逢心〜ひづきあいみ〜
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