去年の今頃、我が家の大黒柱は無職やった。
新婚ラブラブ2回目の結婚記念日
に、会社が倒産
したから。
ヤバイなぁそろそろ、、、っていうのは、結婚前から思ってたことやったから、
来るとこまでキタかって感じに思った。ただ、何で今日????っていう。
悲惨な話のようにも思うけど、あんまりあたしはそこまで悲惨とは思ってなかった。
なんせ、倒産した会社は、薄給・昇給なし・減給あり・休みなし・ボーナスなし。
再就職する時、仕事を選び抜かんでもそれなりに同じくらいの生活レベルか、
あわよくば生活レベルが上がる。
途中で投げ出したよりも、最後まで勤めた方が、「中途半端な人」にもならん。
ダンナも32歳で、まだなんとかなりそうな年齢やし、あとは本人のやる気次第やと思ってた。
それに、ヤツはあたしをちゃんと守ってくれる人やから、大丈夫って。
ただ、
ダンナの愛社精神ってのは結構なもんで、そこで燃え尽き症候群みたいになるのが怖かった。
まぁ、あたしも、全く生活に不安がなかったわけではない。
あの頃、
この先にどうなることか?という不安を抱いてることに 気付かんようにして、必死のパッチやった。
でも、ダンナが頑張ってくれたから今日がある。
ダンナが再就職の時、同じ業種の面接を受ける機会をGETした。
ヤツは
「もうこの業界は辞める。別の職種で一から始めたい」
と眠たいことを言うてた。あたしにすれば
「は???」である。
「何言うてんの?ダンナ、他に何にもできひんやん
。
っていうか、あの会社が潰れたからもうこの業界無理とか思ってるみたいやけど、
あの会社、会社っていうよりも商店やで?
とりあえず、面接受けて、新しい会社で働いてみて、それでも無理なら辞めればいい。
試す前から投げ出すのは、逃げや。」
って感じのことを言うた気がする。
こないだ、夜ダンナと話してたら、
「あの時は逃げてた。
お前に【他に何にもできひんのに何言うてんの?】と言われて助かった。」
と白状してた。
今の会社は、福利厚生もしっかりしてるし、
ボーナスもあるし、休みもある。慰安旅行まであった。
給料は相変わらず安いけど、ボーナスがある分、年収が上がった。
ダンナは仕事してる中で、仕事以外にも色々ジレンマみたいなのはあるみたいで、
たまに、弱音をポロポロこぼしてるけど、でも前向きでいてくれてる。
無職時代と、バイト期間にモリモリ増えた借金が、
ちょっと深刻なくらい生活をギューギューにしてるけど、
1年経った今、仕事もちゃんと決まって、お給料も貰えてる。
1年経てば、また前進してるはず。
ダンナがいるから、多分何とかなる。
夫婦の力から、家族の力になる。頑張ろう。